本学の創設学科として、100年を超える歴史をもつ学科です。中国の文学、歴史、思想・哲学、書道、宗教、現代中国語など、多様で豊かな中国学の専門分野を深く学ぶことができます。
1年生 ファーストイヤー・セミナー(オムニバス講義),漢文入門,中国語入門,中国文学基礎演習1(唐詩),中国哲学基礎演習1(論語),中国語学基礎演習1・2(会話)
2年生 中国文学基礎演習2(十八史略),中国哲学基礎演習2(孟子),中国語基礎演習,中国語学基礎演習3・4
3年生 特別演習1(ゼミ)
4年生 特別演習2(ゼミ),卒業論文
1・2年次の必修科目では、漢文と現代中国語の基礎を身につけながら、中国古典の代表的作品を学びます。新設のオムニバス講義「ファーストイヤー・セミナー」では、中国文学科の専任教員がそれぞれの専門分野のトピックをとりあげ、多様で豊かな中国学の世界へ誘います。選択必修科目には、書道や宗教学などさまざまな科目が用意されており、各自の興味関心や取得資格に合わせて時間割を組むことができます。
3・4年次の必修科目は通称「ゼミ」と呼ばれる「特別演習」が核となり、それ以外の科目選択の幅がさらに広がります。
ゼミとは、少人数でおこなう演習形式の授業です。各教員の専門分野の研究手法を身につけながら、各自研究テーマを設定して卒業論文完成を目指します。2年次の秋に、3・4年次に所属するゼミを第3希望まで選択します。ゼミの定員を超える希望者があった場合、2年次前期までの成績(GPA)順で決定します。
4年間の学びの総仕上げとして、最終年度に卒業論文(20000字以上)を執筆します。ゼミの指導教員の指導のもと、各自で研究テーマを決めます。どんな分野のテーマで卒論を執筆するかあらかじめよく考えた上で、2年次秋のゼミ選択をすることが重要になります。
3年次11月 卒業論文指導教員登録(仮題目):指導教員、仮テーマ、研究計画を決める
4年次5月 卒業論文題目登録:卒業論文の題目(タイトル)と概要を正式に決める
4年次12月 卒業論文提出
4年次2月 卒業論文口頭試問:提出した論文の内容について試問を受ける
・大東文学科中国文学科編『漢文入門〜訓読乃色葉』……1年次必修科目「漢文入門」のテキスト。つねに参照して漢文の基礎をしっかり固めよう。
・『漢辞海』第四版(三省堂)……中文の学生であれば漢和辞典はつねに必携!
・諸橋轍次『大漢和辞典』全15巻(大修館書店)……わが国最大の漢和辞典。大東中文の先輩方が編纂にかかわりました。