大学での学びは、高校までの学びとは大きな違いがあります。高校までの学びは、教科書の内容を理解して、答えられるようにすることが中心だったと思います。それに対して、大学での学びは、教科書では扱わない様々な分野にも及んでいます。そして、「教科書に書いていることは本当か? その根拠は何か? 」など、問いを設けてそれを探究できるようになる(一言で言えば「研究できるようになる」)ことを最終目的としています。多くの学科で設定されている卒業論文で行うのはまさにそのような作業です。高校までよりも主体的に学ぶ姿勢が必要になる点はよく理解しておいてください。
大学で開講している科目の分類としては、
【基礎教育科目】…語学など
【専門教育科目】…専門関係
【全学教育科目】…教養科目
に分かれています。
そして、上記の科目分類が各学科で卒業するために修得しなければならない科目として、下記のようにそれぞれ設定されています。
【必修科目】…必ず取るべき科目
【必修選択科目】…既定の単位数以上取らなければいけない科目(語学科目でも分類が分かれるので注意が必要です。)
【選択科目】…自由に選択できる科目
自分が取るべき授業を考えて時間割を考えてください。
卒業に必要な単位数、選べる言語は学科ごとに違います。
『履修の手引』を確認し、不明点は東松山教務事務室に質問すること。
「楽そうだから」「やったことがあるから」で選ばない
「自分にとって外国語を学ぶ意味は」を考えて選ぶこと。
(「将来の仕事に必要」「この国に行きたい」「母語とは違った考え方の枠組に触れたい」)
履修の細則は、履修登録期間前にDBポータルから情報発信されます。
未習外国語の履修にはガイダンス参加が必須、日程を確認すること。
英語は注意事項に従って履修登録の後、抽選による人数調整の結果を確認すること。
希望した科目を履修できるかは、初回授業・教科書購入の前にDBポータルで確認すること。
抽選に外れた場合の対応もDBポータルで発信されるのでよく読むこと。
(外れた科目の履修登録は自分で削除する、空いたコマに履修できる科目を探す)
各授業の成績のつけ方は、シラバス(DBポータル内の「シラバス」を参照)に載っていますので必ず確認してください。
一般的に、大学の成績は、試験またはレポートでつけられます。注意してほしいのは、大学においては出席しただけで点をつける「出席点」は基本的にないことです(ただし、作業に対してつけられる平常点はありえます)。
最低、3分の2以上の出席をしていることが求められますが、これは「欠席が3分の1を越えなければよい」という意味ではありません。「欠席が3分の1を越えれば、不合格が確定する」、別の言い方をすれば、「3分の2以上出席した場合に成績がつく権利を獲得する」という意味ですので注意してください。