著者 斎藤 貴男
4.5 5つ星のうち 10 カスタマーレビュー
Download民意のつくられかた (岩波現代文庫)斎藤 貴男 - 内容紹介 なぜ「3.11」まで原発への支持は上昇していたのか。さらに道路建設、五輪招致など、関係者への直撃取材で明らかになるのは、いかに世論は誘導されたり、操作されたりしているか、その危険な実態であった。国策・政策の遂行にむけ、民意が「偽装」されるかを浮き彫りにした話題書に新稿を加え、深まっていく危険な動きへの警鐘を鳴らす。 内容(「BOOK」データベースより) 原子力発電をめぐる世論は移り変わりながら、「3・11」まで「クリーンで安全な原子力」と歓迎をしていた…。メディア・広報、タウンミーティング、教育など、数多くのチャンネルを通して誘導され、操作される世論のありさまが、関係者への直撃取材で明らかになる。道路建設、五輪招致など様々な場面で、国策・政策の遂行にむけ、いかに「民意」が「偽装」されるかを浮き彫りにした話題書に、集団的自衛権をめぐる言論状況に迫る新稿を加え、深まっていく危険な動きへの警鐘を鳴らす。 商品の説明をすべて表示する
以下は、民意のつくられかた (岩波現代文庫)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 事業仕分け、オリンピック招致、捕鯨問題…なぜか「国民的関心事」にされるニュースの数々。やっぱり、それらが過剰に報道されることには裏がありました。少し前の情報だけれど、今読んでも新鮮です。日本人みんなが知るべき情報が詰まっています。マスコミに作られた感情を、自らの「民意」と錯覚する前に。ただ、昔のプロレタリア文学を思わせるレトロな装丁は、洒落てはいるけれど、この本を必要とする層には訴えないような気がしました。 雑誌「世界」での連載「民意偽装」をまとめたものであるが、時間のズレは全く感じない。3.11を経て、より多くの人にとって興味深く、説得力ある内容であると思える。この本では、どのようにして「民意」が形成されるのかを、原子力行政だけでなく、仕分け作業、選挙、五輪招致、捕鯨問題の各分野にわたってその過程や周辺を明らかにしている。どの分野においても、企業、政府(政治家、官僚)、広告代理店、マスコミなどが「民主主義の建前」のなかで、自らの利害に即した「民意」をひねり出す様が描かれている。特に「マスコミ」と「広告代理店」の動きが非常に印象的。彼らは、「国」や「企業」や「国民」の関係から一歩引いた「第三者」ではなく、それらに営業をかけ、利害関係を有し、「民意」形成の主体として行動している。国民はそうやって作り出された「民意」に合意するだけの存在、、。半端ない社会の閉塞感はこのあたりにあるのかもしれない。 Tags:民意のつくられかた (岩波現代文庫)PDFダウンロード民意のつくられかた (岩波現代文庫)PDF民意のつくられかた (岩波現代文庫)のePub民意のつくられかた (岩波現代文庫)ダウンロード民意のつくられかた (岩波現代文庫)オーディオブック民意のつくられかた (岩波現代文庫)ダウンロードブック民意のつくられかた (岩波現代文庫)発売日民意のつくられかた (岩波現代文庫)試し読み民意のつくられかた (岩波現代文庫)ネタバレ民意のつくられかた (岩波現代文庫)amazon民意のつくられかた (岩波現代文庫)download民意のつくられかた (岩波現代文庫)kindle