著者 手塚 治虫
4.8 5つ星のうち 2 カスタマーレビュー
ダウンロード手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)Ebook ePub - 内容紹介巨匠が死の直前まで書き続けた作品の数々をここに集約! 『手塚治虫シナリオ集成 1971-1980』の続編となる本書には、1981年から89年にかけて執筆されたシナリオおよびシノプシスを収録。大半が文庫初収録で、「青いブリンク」のシノプシスと舞台「火の鳥」のシナリオは、手塚が死の直前まで手を入れた貴重な作品。初公開となる「ブレーメン4」「ファウスト」(映画「ネオ・ファウスト」第一稿)シノプシスなど本書でしか読めない作品も収録。 また、カラー口絵と本文には、手塚自身による未発表キャラクタースケッチや設定資料を多数収録する。テレビ、映画舞台など、さまざまな媒体のために書き下ろされた珠玉の作品を集約したファン待望の一冊が遂に刊行。 【CONTENTS】 CHARACTER SKETCH ARCHIVES(カラー口絵):「ネオ・ファウスト」セル画、「大自然の魔獣バギ」キー・ビジュアル(ラフ)、「ブレーメン4」キャラクター原案・設定、「プライム・ローズ」キャラクター設定、「青いブリンク」キャラクター原案 ブレーメン4 地獄の中の天使たち(1981年) ユニコ 「ユニコ」(1979年) 「ユニコと黄金の惑星」(1983年) 「ユニコ 魔法の島へ」(1983年) タイムスリップ10000年 プライム・ローズ 「プライム・ローズ」(1983年) 「24時間アニメ プライム・ローズ」(1983年) 大自然の魔獣バギ 「ジャガーリドル」(1984年) 「大自然の魔獣バギ」(1984年) ネオ・ファウスト 「ファウスト」 第一稿(1984年) 「ネオ・ファウスト」(劇場版・未完成)稿(1984年) 悪魔島のプリンス 三つ目がとおる 「悪魔島のプリンス」(1985年) 青いブリンク (1989年) ファンタラマ「青いブリンク」原案 「青いブリンク」構成 「青いブリンク」はるかなる出発 「青いブリンク」グレイ牧場の秘密 「青いブリンク」ローズ館の人質 「青いブリンク」傾いたアイボリー城 「青いブリンク」イエロー砦の妖怪ドギツラ 火の鳥 「火の鳥」第二部*(1979年) 「火の鳥」大地編*(1989年) 舞台「火の鳥」シナリオ(1989年)* *はシナリオ 手塚治虫自筆 お便り返信用はがき 解題 濱田髙志出版社からのコメント手塚 治虫(てづか おさむ) 1928年、大阪府豊中市生まれ。兵庫県宝塚市で少年時代を過ごす。46年マンガ家としてデビュー。翌年発表した「新寶島」等のストーリーマンガにより、戦後マンガ界に新生面を拓く。62年アニメーション作家としてデビュー。翌年から放映したテレビアニメ「鉄腕アトム」により、テレビアニメブームをまきおこす。89年2月9日没。商品の説明をすべて表示する
以下は、手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 初の時系列シノプシス集第二弾。 シナリオなので、活字で読むシナリオが中心である。 ただし、口絵にも各作品・各シノプシスごとにも原画が収録されており、全体が完成された劇画であるよりは、より創作者・手塚治虫の構想の原基に迫れるようにアンソライズされている。 原作が漫画で、それをアニメ化する場合には原作よりよくなるものは滅多にない。というか、まず一つもない。宮崎駿や手塚治虫は元来がアニメーション作家であったのだと云えるだろうこと、これは格段に数段は大変なことではあろうけれどもこうでなくては面白くならない、面白さの本質的な必要素であると云えるかもしれない。創作者がその作品を一貫して引き受けているかどうかでこれは決まってくるのだろうからだ。アニメーションというのは総合芸術とも言うべきその一貫性、完成度がそのまま魅力そのものに反映されるものだと云えよう。 既刊の『シナリオ集成 1970~1980』、本書、続刊の『エッセイ集成 私的作家考』、『エッセイ集成 映画・アニメ観てある記』の四冊を購入し帯についている応募券で応募すれば、全員に四冊専用収納ボックスがプレゼントされるそうである(締め切りは7月31日)。 こちらのシナリオ集成は2種類あり、どちらも比較的講談社全集やムック本に収録された物の再収録が目立つのですが、初収録系は70-80年は当時の時代らしくアトムを除く企画物は、動物が主役や歴史時代物などの歴史・自然との調和とファンタジー。こちらの81-89はファウストへの集大成計画と最後の原作アニメ青いブリンクの初収録の草案、著名な未制作の火の鳥とシナリオなど、手塚治虫資料で何を求めるかによってどっちかに分かれやすいと思います。個人1ファンとしては、どちらも軽く読んで、手塚が最晩年にかける思いと独自性を感じたこちらの購入を選びました。もちろん個人差はあると思いますが、実現しなかったか埋もれた企画資料の資料性として考えると、70-80の動物と歴史時代劇が比較的他の作家でもありそうな傾向に対して、81-90のネオ・ファウスト劇場アニメ版想定シナリオ2段階、青いブリンクの実際のアニメ版より壮大だった草案と実際のアニメ版序盤構成は作家性を楽しむ人にはこちらがおすすめです。上記劇場アニメ予定だったシナリオが、最終的にマンガ未完成版としてのネオ・ファウストと青いブリンクで最終回のオチが最初から手塚の内面に近いものだったという傾向を比較出来たことに喜びを感じる人が、世間にどれほどいるかにもよりはしますが…w手塚の終着点として読めることと、最晩年まで本質的なテーマは同じで、完結しているシナリオ版ネオ・ファウスト2種と舞台版火の鳥にある最終的な救いよりも多い悲壮性の支配と暴走への警鐘と異型とのエロス、ブリンクの最後までこだわった子供向けとファンタジーへの挑戦性にも残る手塚の趣味嗜好の傾向は、1冊でまとめて知れることはそう無いと思います。再収録傾向な悪魔のプリンス版三つ目がとおるやプライム・ローズも載ってはいるんですが、比較的普通の話の一方で、上段落2種類の力の入り具合は文章からでも感じます。80年代の劇場アニメ想定としても、アニメラマ的で当時のアニメ世代や海外で受けるかどうか心配なラインを感じるネオ・ファウストと、次のNHKアニメであるナディアの人気を考えると、影に埋もれがちな青いブリンクの事を考えると、手塚のやりたい事は精度が高くても必ずしも世間と一致が限らない一方、あの業績だけではない手塚治虫の作家性とはを知るには今後も貴重な1冊でしたので、書籍化に関しまして感謝を感じてやまないものでした。 Tags:手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)PDFダウンロード手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)PDF手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)のePub手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)ダウンロード手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)オーディオブック手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)ダウンロードブック手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)発売日手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)試し読み手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)ネタバレ手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)amazon手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)download手塚治虫シナリオ集成 1981-1989 (立東舎文庫)kindle