2013年10月19日(土)と20日(日)に第7回ヤムシ研究会集会が横浜国立大学の大学院環境情報研究院付属臨海環境センターで開催され、16名の参加者(うち10名が会員)が集まりました。集会では、4名による講演があり、各発表に対して活発かつ熱い議論が交わされました.エクスカーションでは、荒天のため予定していた船による調査が中止となり、代わりにセンターから近い漁港で手曳きネットによる採集を行いました.残念ながら生きたヤムシを採集することはできませんでしたが、東海大学が保管するホルマリンサンプルの観察を行い、顕微鏡を覗きながら楽しい時間を過ごしました。そして、その盛り上がりを維持したまま懇親会が「岩忠」で行われ、最後までヤムシ談義に花を咲かせ、盛会のうちに終了しました。
【日程】
2013年10月19日(土)13時~20日(日)12時
【会場】
横浜国立大学 大学院環境情報研究院付属臨海環境センター
ホームページ:http://www.mmcer.ynu.ac.jp/mmcer/top.html
アクセス(迷いやすいので、事前にご確認お願いいたします。)
電車:JR東海道線 真鶴駅より徒歩15分 タクシー5分
住所:〒259-0202 神奈川県足柄下郡真鶴町岩61
電話: 0465-68-0055
【プログラム】
10月19日(土)
13:00 開会あいさつ 久保田 正 博士(副代表幹事)
13:05 センター職員のあいさつと利用に関する説明 下出信次博士(横浜国立大学准教授)
13:15 総会
14:00 研究発表1. 大西拓也「やむし研究を始めて」
14:30 エクスカーション:ヤムシ観察会
19:00 懇親会
10月20日(日)
8:15 研究発表2. 宮本洋臣「インド・太平洋海域におけるヤムシ類の生物地理:データベースに基づく多様性解析と将来予測」
8:45 研究発表3. 松浦弘行「2003~2008年の駿河湾における毛顎動物の経年変化」
9:15 研究発表4. 黒田一紀「東京湾口域におけるキトウヤムシの生態」
9:45 近況報告 出席者全員
11:15 片付け掃除
11:40 閉会あいさつ 小鳥 守之 博士 (研究会代表幹事)
11:50 記念撮影
12:00 解散
【参加費】
・幹事&世話役 15000円
・その他社会人 10000円
・学生 5000円
【懇親会・食事】
懇親会会場:岩忠(ホームページ:http://www.iwachu.jp/;電話:0465-68-1101)
*20日の朝食は、若手メンバーが作ります。7:00開始を予定しています。
【エクスカーション】
エクスカーションでは、真鶴沖で採集された生きたヤムシを皆さんで同定し、できるだけ多くの種の写真を撮りたいと考えております。最終的に写真をヤムシの写真集としてまとめ、会報「やむし」やホームページに載せるという事を目標にしています。その際、生きたヤムシに触れることによって、あらためて生き物としての“ヤムシ”を実感していただきたいとも思っております。また、この会にはヤムシの同定をしたことがない若い学生も参加しておりますので、種査定のポイントなどもご指導していただきたいと思います。保存用のビンもご用意しますので、ご希望の方は、同定されたヤムシをフォルマリン固定し持ち帰ることも可能です。(荒天の場合は、東海大学が所有する駿河湾のフォルマリンサンプルの観察を行います。)
【世話役】
伊東宏(水土舎)・松浦弘行(東海大学)・宮本洋臣(水産総合研究センター)