カリフォルニア州の温泉の分布
カリフォルニア州の温泉データによると、北から南に次のような温泉の密集地があることが分かります。
州の北東部に広く分布している理由は分かりません。ただ、Mt. Shasta (シャスタ山)はつい最近大爆発を起こした活火山ですので、このあたりの火山活動は活発だと考えられます。同様にラッセン火山も地下にマグマだまりを抱えていそうです。
ネバダ州の Reno リノから Bishop ビショップにかけての州道 395号は別名温泉街道と呼ばれ、周りに野湯が密集しています。他に参考にしたいのが USGS のカリフォルニア州の断層図で、温泉の分布と重ねてみると面白いと思います。
シリコンバレーは残念なことにこうした温泉密集地から外れており、その中ではもっとも近いのがカリストガです。ギルロイの大和温泉はさらに近いのですが、温度と湧出量が物足りません。ただ傾向として、摂氏60度以上の高温泉はデスバレーを除くと州北部に集まっているようです。
なおカーメルバレーの奥には宗教団体が所有する温泉施設があります。また海岸沿いを下ったところのビッグサーにも別の宗教施設があります。どちらも筆者は未訪問です。温泉リゾートではありません。
カリフォルニア州の摂氏40度以上の温泉の分布