三上雪太郎(みかみ ゆきたろう)
Yukitaro Mikami
彼は
とある本の
著者であり、
ある事を
企てていた。
□ 以下ネタバレ□
「海東京情熱主義人民共和国」 (うみとうきょうじょうねつしゅぎじんみんきょうわこく) の
党首を名乗る孤独な革命家。
その実態はメンバーが三上1名のみの武装闘争家である。
海を愛するがゆえに、海洋汚染に対しての政策を打ち出さない東京国に対して国家転覆を目論んでいた。
しかし、たった一人での国家権力に対する革命は、あまりにも無力であった。常に対抗勢力(勢力不明)の暗殺者に怯えていた様で、海華区の某所の地下に潜伏拠点を構築した。
その洞穴を三上自身が海東京情熱主義人民共和国と名づけたと思われる。
しかし掘削していった地面そのものが、海面に近接しており、そして軟らかい地盤だったため、海水が洞穴まで染み込んできており、その洞穴自体が破滅寸前の容態をかもし出している。
浜石区の国立図書資料館では彼の執筆した本が保管されたいた。
□ プロトタイプ(ゲーム制作初期段階)での三上雪太郎 □
当ゲーム作品のキャラの中でも、比較的、格好良い役柄とも思われる彼であるが、その風貌は上ヒゲのオヤジキャラである。このギャップは、どこで発生したのか、これから述べる文にて検証したいと思う。
原案・プロトタイプでの三上雪太郎には、一人の弟子がいて、三上の無能さによって繰り広げられる破滅的なドラマの中で、最終的にはその弟子が「こんな無能リーダーについていくべきではなかった」的な、オチが考えられていた。
しかしゲーム制作の過程で自然発生的に創作されたミニゲーム「三上、暗殺者からの回避」の登場により、制作者のキャラクター三上に対する思い入れが強くなってしまったそうである。
しかがって三上の、その破滅的喜劇キャラの様な風貌と、実際のゲーム内ドラマが多少アンバランスになってしまったのである。