2024年度講師
必修科目
(順不同)
さぁ、はじめよう
柴田 晋平
山形大学・NPO法人小さな天文学者の会・NPO法人星のソムリエ機構
宇宙・星空大好きで、星空案内を楽しんでいます。自然法則を楽しむことを伝えたいと思っています。
さあ、はじめよう」の科目では、星空・宇宙の基礎をしっかり学びます。
講座を終了したらみんなで星空案内しましょう。
望遠鏡のしくみ
坂中 二郎
NPO法人小さな天文学者の会
「望遠鏡のしくみ」を担当する坂中です。
お子様にしても大人の方にしても、望遠鏡をのぞいてはじめて見る天体の姿に触れたときに、心の底から喜ばれる様子をみると、こちらの方まで幸せな気分になります。そんな体験をきっかけに星空案内人となり、そして、みなさんが星空案内人となるお手伝いをするようになりました。
望遠鏡を使うことによって、月のクレーターをはじめとして、土星の環、木星とその衛星たち、美しい二重星や、星雲、星団などといった、肉眼では判別できない天体の姿を、目の前にあるように見ることができるようになります。
そんな、天体を観察するための道具である望遠鏡を使いこなすために、まずはその仕組みを学んでいきます。講座の中では、コルキットスピカという小型の望遠鏡キットを自分の手で組み立て、自分専用の手軽にどこにでも持って行ける望遠鏡として活用することによって、望遠鏡の理解を深めていただきたいと思います。
星空案内の実際
渡邉 瑛里
NPO法人小さな天文学者の会/山形大学
なぜ私たちは宇宙や星に惹かれるのでしょうか?
その答えはきっと一人一人の心の中に眠っているのではないかと思います。
星空案内の実際では、天文の難しい知識はひとまず忘れ、みなさん自身が大切にしている、または心の奥底に眠っている、宇宙や星への想いを考えたり表現したりする時間をたくさん持ちたいと思っています。講座を通して感じた事がみなさんの星空案内人ライフの道標になると嬉しいです。
少しでも興味をもった方は、ぜひ講座にチャレンジしてみてください。きっと今までとはひと味違う毎日が待っているはずです。講座を通じて、みなさんと楽しいひと時を過ごせる事を楽しみにしております。どうぞよろしくお願い致します。
選択科目
(順不同)
宇宙はどんな世界
梅本 智文
国立天文台
私の専門は電波望遠鏡を使って星や惑星の誕生を調べる事です。これまで野辺山45m電波望遠鏡を使ったレガシー観測「銀河面サーベイ(FUGIN)」にたずさわり、現在は国立天文台天文情報センター普及室長を務めています。
私は中学生のときはじめて天文学に目覚めました。天体望遠鏡を買ってもらい、夜な夜な天体観測をしていましたが、田舎ではきっと変人と思われていたかも。
高校では地学部に入部し、ペルセの流星観測や洞窟探検などをして平凡?な高校生活を送っていましたが、高3になって天文学をやるには物理学と数学ができなければいけないことを認識、がぜん物理と数学に興味をもちましたが、時すでに遅し、一浪してやっと天文学が学べる大学に入る事ができました。
私の周りには星が好きで天文学者になった人はそう多くありません。そんな私だからこそ星や宇宙の素晴らしさを伝えていけたらと思っています。
星空の文化に親しむ
永田 美絵
コスモプラネタリウム渋谷チーフ解説員
NHKラジオ第一「子ども科学電話相談」の天文・宇宙関連を担当
夜空を見上げていると遠い昔の人々が星座に託した想いや、遠く彼方に広がる宇宙の謎を解き明かしてきた先人の知恵に驚いたり、地球の中に生きる自分の命の大切さに気付いたりします。夜空を見上げることは本当に素晴らしいことです。
そして少しでも見上げた時に星の知識があれば、より豊かな人生を過ごすことができると思います。私は地球に生きる素晴らしさや命の大切さを天文学から学びました。
それを皆さんにお伝えすることをとても嬉しく思っています。どうぞよろしくお願いします。
望遠鏡を使ってみよう
筥崎 博之
NPO法人小さな天文学者の会
はじめて望遠鏡を覗いたのは、小学生のとき、ピントがなかなか合わなかったのを覚えています。プラネタリウムに通ったり、カメラを星空に向けたりした時期もありました。社会人になり、次第に星を見る機会は少なくなっていました。
あるとき、天文台が企画した行事に参加しました。台長さんは気さくな方で「ここに来るのも大変だろうから、地域で活動したら」と言われました。その後、地元で星空観察会を開催、「たのしい宇宙講座」に応募しました。
この講座は「望遠鏡のしくみ」で学んだことの応用や実習が中心です。街中で星空案内をしたり、個人で星を見に行くときに使用している、さまざまな望遠鏡のデモンストレーションを見たり、実際に触れて望遠鏡の使い方を体験していただきます。手足を動かして、たのしく学んでください。
星座を見つけよう
森出 廣行
NPO法人小さな天文学者の会
今年度の『星座を見つけよう』を担当する森出と申します。
小学生のときに雑誌の付録で手作り望遠鏡を手にしたのがきっかけで、宇宙や星空に興味を持ちました。
都会の明るい夜空でも、そこに知っている星座や惑星を見つけられると、楽しくてなんだかワクワクします。また、案内する星座や天体を正しく見つけられることは、スムーズで楽しい星空案内のための第一歩でもあります。
この講座では、星空案内で天体を見つけるための、必要な諸注意、星座早見盤の使い方、それぞれの季節の主な星座や天体の見つけ方、惑星の動きなどを皆さんと一緒に学んで行きたいと思います。
星座なら任せてという方も、星座はちょっと苦手でこれから本格的に覚えたいという方も、楽しめる講座にしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。