余録:
計画経済を推進するものは、<底上げ論>をおこす。<底上げ論>のメカニズムは、多数派工作である。
最も貧乏な人を助けましょう。よっぽどの金持ちからは、財産をとりあげまよう。
多くの人は、自分が「よっぽどの金持ち」ではないと考えるから、これに反対しない。そして、最も貧乏な人を助けることには、反対できない。そしていつの間にか、自分の財産を取り上げられる。
大学改革の底上げ論は、次のようである。
もっとも、さぼっている人に強制的に仕事をさせましょう。
そして、シラバス規制の場合
行き当たりばったりで、教室に来て授業準備をしてこない人
を排除するために、授業計画を出すことが思いつかれ、全員に授業回数ごとのシラバスが提案される。さぼっている人に強制的に仕事をさせために、皆これにしたがってしまう。