統一シラバス講義や、シラバス形式の統一は、学生の利便性にもあわない。強制されたフォームに、記述させることで、一部の官僚は仕事をした気になるのかもしれない。しかし、強制されたフォームに嫌々書いた文章を読みたがる者は、まれである。統一シラバス講義や、シラバス形式の統一は、書きたくないシラバスと、読みたくないシラバスを増やすだけである。
実際に、今起きている本質的な問題は、シラバスの統一フォームに従わない講義ではない。むしろ、ロクにシラバスも読まないで履修をする学生が多いことである。シラバス形式の規制は、問題を増幅させているにすぎない。