シラバス統一化は、様々な誤解が重なった上での「計画経済運動」である。
ただし、計画経済の問題点は、競争やプレッシャーがないことでない。計画経済は、お仕着せの競争とプレッシャーがわざわざ作り出される。計画経済の問題点は、一部のものの独善がおしつけられて、それが本来の利用者の便宜には、全くかなわないことである。
シラバス統一化の一番大きな問題点は、シラバスに無意味なことが書かれることにある。無意味なシラバスは、結局は読まれなくなる。無意味な競争のために、無意味に授業を選択して、無意味に授業が行われる。