中教審は、シラバスの型破りな利用法を提唱するが、この機関はもともと文部科学大臣にアイディアを提供しているにすぎず、大学に直接ものを言う機関ではない。この機関が言っていることに一貫性がないという批判があるが、それは的外れである。この機関は、<新しいアイディア>を出してみるのが仕事である。
かつて中教審の答申は、次の様なことさえ言っていた。いま、おきているシラバス統制より、よっぽどマシである。
引用初め
このようなシラバスは,全学生向けの科目選択用のシラバスとは別に,個々の教員が,各授業科目を履修する学生に対して配布する性質のものであり,全教科同じ形式である必要はなく,それぞれの授業科目の特性などに沿って,適切に作成することが重要である。
引用終わり
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/daigaku/toushin/971201.htm
1997/12/18 高等教育の一層の改善について(答申) (大学審議会 平成9年12月18日)より