佐藤・小川研究室
名古屋大学 大学院工学研究科 情報・通信工学専攻
(Graduate School of Engineering, Nagoya University)
インターネットやウェブの急速な発展により、テキストを機械的に処理する必要性はますます高まっています。 2005年6月に発足した本研究室では、言語(ことば)を計算機で扱うための各種技術とその応用に関する研究を押し進めます。
言語は、コミュニケーションのための最も重要なメディアであり、かつ、時を超えて知識を伝える知識伝達メディアでもあります。 このような意味において、言語を科学的・工学的に研究することは、情報・通信工学の枠を超えて、大きな意義があります。
本研究室では、特に、情報をわかりやすく、使いやすくするための言語処理技術および自動編集技術を中心に研究を進め、情報伝達の円滑化を支援する各種システムの実現を目指します。
新着情報
2022年7月15日:辞書学系の国際会議The XX EURALEX International Congressにおいて、本研究室の牧野宇紘(修士2年)が以下の発表を行います。
Takahiro Makino, Rei Miyata, Seo Sungwon, Satoshi Sato: Designing and Building a Japanese Controlled Language for the Automotive Domain: Toward the Development of a Writing Assistant Tool.
2022年3月16日:本研究室の宮田玲助教が出版した研究書Controlled Document Authoring in a Machine Translation Age (Routledge, 2020)が、第37回電気通信普及財団賞(テレコム学際研究賞)を受賞しました。
2022年3月10日:本研究室の杁山祐貴(修士1年)らの研究発表がHAIシンポジウム2022で学生奨励賞を受賞しました。
2022年2月15日:言語処理学会第28回年次大会において、本研究室からは以下の発表を予定しています。
山口大地, 島田紗裕華, 宮田玲, 佐藤理史 (名大):テキスト平易化システムの分析的評価のための平易化方略体系の構築
橋元佐知, 佐藤理史, 宮田玲, 小川浩平 (名大):早押しクイズのパラレル問題の自動生成
土井遥 (向陽高), 山本優衣奈 (桑名高), 佐藤理史 (名大):面白いアナグラムとはどんなアナグラムか
夏目和子, 佐藤理史 (名大):話し言葉生成のための発話文表現文型辞書
米田智美, 佐藤理史, 夏目和子, 宮田玲, 小川浩平 (名大):話者の性格を反映した発話文の生成
島田紗裕華, 山口大地, 宮田玲 (名大), 藤田篤 (NICT), 佐藤理史 (名大):機械翻訳向けプリエディットのための情報明示化方略の体系化
2021年10月21日:本研究室の宮田玲助教の研究発表が日本図書館学会優秀発表賞を受賞しました。
2021年10月17日:本研究室の宮田玲助教が出版した研究書Controlled Document Authoring in a Machine Translation Age (Routledge, 2020)が、第50回日本図書館情報学会賞を受賞しました。
2021年9月15日:加藤汰一(本研究室修了生)らの論文が「情報処理学会論文誌ジャーナル/JIP特選論文」に選ばれました。
2021年1月26日:第61回名古屋地区NLPセミナーがオンラインで開催されました。