Spring MVC

概要

ここでは、Spring MVC4について見ていきます(Spring MVC3でも動きます)。

Spring MVCは、WEBフレームワークという位置づけです。

調べてみて意外だったのは、機能が分かりやすく、簡単で、しかも柔軟性があることです。

Spring MVCの日本語の情報はかなり少ないので、初めて触れる方が実践まで進める橋渡しができるとうれしいです。

【この記事でのバージョンについて】

以下のバージョンでサンプルを動かしています。

・Spring :5.0.8※、4.2.4、3.0.7、および3.1.1(Spring MVC5~4で動作すると思います)

・hibernate-validator :5.2.3.Final

・validation-api :1.1.0

・commons-fileupload :1.3.1

※ただし、spring5の場合、tilesフレームワークをver.3にして、XMLのTilesConfigurerをxx.tiles2.TilesConfigurerに変更する必要があります。

【ちょっと横道】

JavaのWEBフレームワークは、ちょっと調べただけでも10種類くらいあります。

その中でも、Struts1、Struts2は有名なところかと思います。

どれが1番良いかを比較するのは難しいかもしれません。

すべてのWEBフレームワークを使用したことがある人は、かなり少ないと思われるからです。

しかし、日本での技術者の多いStruts1は、個人的にはあまりお勧めできません。

なぜなら既に開発が停止していて、これからもずっと使用していくにはリスクが高すぎるからです。

また、Struts1ではパラメタをモデルに変換する機能が弱いなど、Struts2の機能にずっと劣るかと思っています。

ではStruts2が選択肢として良いかというと難しいところです。

こちらはモデルに変換する機能は持っていますが、悪意のあるパラメタを除外する機能を持っていません。

つまりセキュリティの脆弱性に対応するには、自作しなければなりません。

Spring MVCではこのあたりも気を使った機能が用意されています。

ですので今回いろいろ調べてみて、今現在、個人的にはSpring MVCは検討してみる価値があると思いました。

Created Date: 2012/04/07