Mavenプロジェクトのインポートおよび、実行方法を簡易説明します。
全ての操作はeclipse上で簡単にできます。
※補足(読まなくても大丈夫です)
他サイトのMavenの記事を読むと、MavenのWindowsへのインストール、プロンプト上でコマンドを打つ、
など面倒な手順がたくさん書いてあります。
しかし、調べたところ、Windowsへのインストールもコマンドも不要で、
すべてeclipse上で可能なことが分かりました。
実行したいソースは既にページからダウンロードしていることを前提とします。
・eclipseは、最新版(Marsなど)を使用してください。
昔のeclipseにはMavenプラグインが入っていないので面倒ですので、最新版eclipseを
持っていない方はダウンロードしてインストールしておいてください。
・eclipseを立ち上げて、空のワークスペースを開いておいてください。
以下、順を追ってやり方を見ていきます。
eclipseの設定ファイルeclipse.iniを開いて、以下を最後の行に追加してください。
-Dfile.encoding=UTF-8
最近は、Javaのソースはutf-8にするのが普通です。
String("あいう")のように、直接記述した文字が文字化けする危険性もあるので必ずutf-8にしましょう。
File ⇒ New ⇒ Maven Project
※Maven Projectが見つからない場合は、Others..を開いて探してクリックします。
WEBの場合は以下のようにチェックを入れず次の画面でプロジェクトのタイプを選択します。
簡易なアプリを作るなら、ここでチェックを入れても良いと思います。
maven-archetype-webappを選択します。
Group ID、Artifact IDを適当に入れます。
ファイルシステムを選択
ソースフォルダを選択します。間違えて1つ上のフォルダを選択するとインポートできません。
以下のように、直下に.settingsなどがあるフォルダを選択してください。
pom.xmlやFacetの設定もインポートしたいので上書きOKのチェックも入れておきます。
※もし、ここでファセット(Facet)の設定をインポートしないなら、手で書き変えます。
プロジェクトフォルダ内の「.setting/*.facet.core.xml」を探して「jst.web」を3.1などに変更します。
pox.xmlの内容を反映させるため、Mavenの更新を実行します。
eclipse下部のバーが100%になったら更新完了
プロジェクトがWEBの場合、Tomcatで用意しているJarも参照することになるため、
Tomcatサーバをプロジェクトに追加しないとクラスが見つからないというエラーが出てしまうと思います。
以下の手順でサーバを追加しましょう。
Tomcatを選択します。
ここまでで、インポートは完了です。
プロジェクト ⇒ Run As ⇒ Maven build...
Goalに「tomcat7:run」を記入します。
これは最初だけの設定で、後で見ますが2回目以降は選択するだけになります。
mavenで起動する場合はIEなどのブラウザで画面を見ます。
コンソールの上の方にURLが出力されるので、それをコピペするか、自分で文字入力してください。
※ときどき一回目の起動が失敗することがあります。
そのときは再度実行してみてください。
IEにURLをコピペする。(もしくは自分で入力)
以下の選択をし、画面を開きます。
プロジェクト ⇒ Run As ⇒ Maven build... を選択
Goalに「package」と入力し、Runを押すだけでWARファイルを作ってくれます。
2回目以降は、プロジェクトを右クリックして以下のようにします。
プロジェクト ⇒ Run As (もしくはDebug As) ⇒ Maven build (ピリオドなし)
一度build作成すると次からは、上記のように選択画面からやりたいことを選択してOKするだけです。
Mavenもそれほど難しくないですよね。
Created Date: 2016/02/07