Spring Batch
概要
Spring Batchはバッチ処理の枠組みを提供してくれる機能です。
具体的にどのようなことができるかを箇条書きした方が、イメージをしやすいと思いますので以下に列挙してみます。
・ステップの順番を自由に設定できます
・条件分岐することができます
・チャンク処理ができます
・非同期処理ができます
・並行処理ができます
(Spring Remoteなどと組み合わせると並列処理もできるようです。Partition機能とPartitionHandlerを使用します。※)
・FAILしたステップからリスタートすることができます
...etc
※このような複数のサーバでの処理を考える場合、Spring Integrationと組みあわせて使用することを推奨しているようです。
結構いろいろできます。
また、ステップ処理として使用できる部品をいくつも用意してくれていて、簡単な処理であればコードを記述しなくても
設定ファイルに記述するだけで処理ができるかもしれません。
【記事の内容のSpringBatchのバージョン】
・Spring Batch 3.0.7
※執筆当時は2.1でしたが、ドキュメントを読む限り、いくつかの機能が追加されただけで、記事を修正するような内容はありませんでした。
ただし、Javaコンフィグへの対応が追加されたり、2.1⇒2.2へのバージョンアップでテーブルスキーマが変更されていたり、もされているので、昔のバージョンから最新バージョンに移行する方は注意が必要かもしれません。
ちなみに記事ではテーブルスキーマについては特に記載していません。
機能の詳細は以下の記事をご覧ください。
(ほとんどは検証してから記事を書いていますが、一部、英語を日本語に翻訳しているだけの記事もありますのでご注意ください。)
Created Date: 2010/01/05