10.JSPタグについて
概要
ここでは、Struts2のJSPタグを見ていくことにします。
JSPタグの基本
JSPタグのvalueなどの属性には覚えておくべき、重要な事項があります。
参考: http://struts.apache.org/2.x/docs/tag-syntax.html
基本的に属性値はOGNL式で評価されるそうです。
式の評価に失敗したときにはそのまま文字列として扱われます。
<s:textfield key="state.label" name="state" value="ca"/>
上記のvalueには"ca"が設定されていますが、テキストボックスに"ca"が出力されるとは限りません。
もし、ValueStackの中にcaというプロパティがあった場合、その値がテキストボックスに出力されます。
文字列"ca"を出力したい場合、value="%{'ca'}"と書きましょう。
次にkey属性を見てみてください。
keyはメッセージリソースから項目名を探すための属性です。
上記の場合、"state.label"というキー名の値を探して項目名として出力しようとします。
しかし、メッセージリソースに見つからない場合、ValueStackから"state.label"というプロパティを探してきて項目名にします。
ですので、項目名に"太郎"のようなプロパティ値が出力されることになるかもしれません。
このあたりは十分把握してからJSPタグを使っていきましょう。
実はそれほどStruts2のJSPタグは難しくありません。
おそらく上記の注意点を覚えておけば、eclipseのアシスト機能(Ctrl+spaceキー)を使用してタグ名を確認すれば
ほぼ何をするものかわかるかと思います。
checkboxlistのような拡張したものもありますが、複数のチェックボックスをまとめて使用できるだけです。
参考: http://struts.apache.org/2.x/docs/tag-reference.html
Created Date: 2012/03/08