当研究所の行う受託共同研究は依頼各社の研究目的の達成、研究期間の短縮、研究費の節減の上で大いに貢献しています。
次に掲げるテーマ例は当研究所が実施した受託共同研究の実績の一部分です。
複合センサーの最適設計 : ソフトセンサーによるオンライン計測制御
空調の複合熱源運転支援 : 熱源機器の最適自動制御、オンライン省エネ、CO2削減
スマートグリッド対応システム : ビル空調運転計画の最適化
需要予測の不確実性を考慮したロバスト運転計画 : 蓄熱機器を備えたビルの空調熱源システム対応
火力発電所の最適運転制御 : 電力需要に応じた発電、起動スケジュールの最適化(燃料節約+排ガスNOx低減+タービン耐用年数↑)
発電所プラントの最適設計 : 配置、配管、配線 保守管理も含めて合理的最適設計
スポーツ品の最適設計 : 極限機能追求 ⇒ 競合他社優位
フォトレジスト装置の最適設計 : 光束制御による集光率を高めてレジスト反応速度↑、集積回路基板の生産効率アップ
レンズの最適設計
搬送システムの多目的最適化
パターン認識等の学習機能を持つ画像分類支援システム
1.企業側
設計と試作実験やシミュレーションのデータを当研究所に提供。
2.当研究所側
工学的アプローチでアルゴリズム適用(ソフト開発)
効率よく成果を上げるには、当研究所に丸投げではなく
「企業側の得意とする実践的な分野」と
「当研究所の得意とする工学的なアプローチの分野」
をうまく合体してすすめる。
1.機密保持契約を締結した上で、データを当研究所が入手・試行しメリットを見極める(企業側の判断)
見込めない場合は、この段階でGive up
2.成果物の権利(知的財産権など)は100%企業サイドが持つ
ただし、当研究所のメンバーは共同発明者として掲載する
3.具体的なテーマを通じて当研究所はアルゴリズムとプログラムを提供し、指導する(OJT)
ただし、企業側の受け入れ可能な人材が前提
4.共同研究を通じて開発したソフトは、結果として市販品に比べ廉価
ブラックボックスを含まずバージョンアップは自社対応可
2013年4月より当研究所の所掌のもとで運営し、充実した情報交換会の場といたします。
定例の活動としては例年、年に3回ほどの分科会を開催し、話題提供とディスカッションを行っております。またディスカッションの内容は議事録として共有されております。