著者 中山 裕木子
5 5つ星のうち 4 カスタマーレビュー
ダウンロード 英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)無料 ePub中山 裕木子 - 内容紹介英語で学術論文を書く全ての人のためのハンドブック。3C(正確・明確・簡潔)に則ったシンプルで明快な論文が書けるようになる!英語で論文を書く人ならば絶対に持っておきたいハンドブック。3C(Correct,Clear,Concise)に則ったシンプルで明快な論文が書けるようになる。アクセプトされるための必須事項を伝授!・伝わる英文を書くための真のライティング力をつける → 査読者にとってあなたの論文の要点がよくわかる → アクセプト率が高まる!【 目 次 】第1章 論文英語にも3つのC-Correct, Clear, Concise 1.論文英語のここを改善 / 2.Correctに書くために / 3.Clear & Conciseに書くために第2章 Correctのための基礎文法I 1.「名詞」の理解 / 2.「動詞」の理解 / 3.「文意を調整する」項目第3章 Correctのための基礎文法II 1.「説明を加える」項目 / 2.「表現の幅を広げる」項目 / 3.「表記」の決まり第4章 Clear & Conciseのための表現の工夫 1.無生物主語―日本語にはない英語の発想 / 2.能動態主義―主語の工夫で能動態を使う / 3.SVOのすすめ―「何か/誰かが何かをする」を作る便利な動詞 / 4.肯定主義・単文主義第5章 文と文のつなぎかた 1.複数文を論理的に並べる技法 / 2.文と文を「内容」でつなぐ技法 / 3.文と文を実際につなぐ技法第6章 技術論文の執筆 1.構成I―Title, Abstract / 2.構成II―Introduction, Methods / 3.構成III―Results, Discussion / 4.構成IV―Conclusions, References, Acknowledgments内容(「BOOK」データベースより)Correct、Clear、Conciseの3つのCを意識して、相手に伝わる論文を書こう!商品の説明をすべて表示する
以下は、英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 正確(Correct)、明確(Clear)、簡潔(Concise)に科学技術英文を書くことを指南する本です。 G. Blake , R. W. Bly, "Elements of Technical Writing" (以下ETW)の影響を強く受けているように見えます。この本は著者もよく引用しています。 正確に書くためには、文法・用語の誤り、直訳(日本語にひきずられること由来)の誤り、スペルミスや数値の誤り、句読点・略語・数の表記の誤りを防ぐことが大切であると説いています(p. 28)。 そのうち、文法や用語の誤りは複数の「辞書で確認する」という対処方法を挙げています(p. 29)。その文法の具体的な解説(〜3章)で気になる点がいくつかありました。 時制についての説明が不明瞭なところがあります。現在形が一般的な事実を示し、過去形は実験の報告に使う、というのはETWの記載と同じです。現在完了形は過去から今を繋ぐ時制である、という基本的な文法事項は正しいです。しかし、それらの使い方と説明について疑問があります。 p. 97 の事例では "The authors applied an ultra-high-speed video camera" という原文を "The authors use an ultra-high-speed video camera" に直しています。目的語がこういう tool の場合は apply は不適ということで use に直したのは納得できますが、何故、現在形にしたのかが全く分かりません。「時制も現在形に変更しました」だけしか書いていません。実験についての記載なら過去形にすべきではないのでしょうか。 p. 92 の事例では、Our research group found a rice gene that controls silicon accumulation. という文をリライトしています。これは、一般的事実(現在形)を発見した(過去形)と書いてある正しい文のように見えます。これをリライトする方針として「本研究テーマである重要情報を明示するために、時制を現在完了に変更」とあります。この論理が非常に不明瞭です。よくわからないので、英語が母語の方に聞いてみたところ、現在完了だとその発見・検証が現在も続いていることになるため、そこで記載している一般的事実がまだ不確定なような印象を感じるとのことでした。したがって、重要情報だから現在完了にする、という説明は、説明になっていません。 また、"using"が「前置詞のように働く」という主張をされています(p.141〜144)。根拠は、前置詞のように働く分詞(assuming, barring, concerning, considering, during, notwithstanding, owing to, provided, regarding, respecting, speaking of など)が存在するからとのことです。確かに、これらの言葉は辞書(New Oxford American Dictionary)で前置詞か接続詞として示されています。 しかし、"using" は前置詞として辞書に載っていません。"using" を前置詞のように使っている文例(p. 141)も Wikipedia からの引用であり、他の Nature などからの引用と比べると、英文例としての正確さを担保するには落ちるもののように見えます。"using" を前置詞として使ったら、分詞構文の誤用(主語と一致しない懸垂分詞構文)になる可能性が高いです。懸垂分詞構文が「不適切な表現」であることは p.124 で著者自身も指摘しています。そうであるにも関わらず「辞書には掲載されないが、使用が許容と考えてもよい」(p. 138)と書いてあるのは、正確さを目指す方針と矛盾しています。 また、辞書を引くのは重要である、ということを実例で示しています。"amplified"を「振幅」と訳したり(p. 76)、"workpiece"を「ワーク」と訳したり(p. 120)するあたりは、文意と対応しているか疑問に思いました。英和辞典を引けば、もう少し良い訳語が見つかると思います。"strain gage"という記載が p.96〜99に亘ってずっと使われています。strain gauge(ひずみ計)の誤植だとは思いますが、1箇所だけでなく、複数箇所誤植が続いているのは如何なものかと思いました。測定系によく使われる一般的な名詞なので意外です。知らない人でも、それこそ辞書を引けばわかることだと思いました。 それらをおいても、勉強になった点はありますので、この本が有用であるということは、確かではあると思います。「自立した執筆者」「自立した学習者」を育成するという方針(まえがき、p. vi)にも大いに共感できます。ただ、ちょっと疑問な記載もあるので、「自立した学習」をして、解決しながら読んでいく必要はあるように思いました。 教授の先生に論文添削をしてもらう際,口を酸っぱくして言われてきたことと同一の内容が書かれていてびっくり(感動)しました(このような教本が少なかったであろう30年以上前,若かりし頃の教授はどこでそういった知識を仕入れたのだろう?).知っているのと知らないのとでは,明らかに差がつく内容です(というか大学で教えてほしい;教えられる人間が少ないだろうけど).私は英検1級を持っていますが,論文を書いては教授にダメ出しをくらって("お前の英語はわからん!!"),途方に暮れることもしばしばでした.受験英語や英会話と,英語論文の執筆スキルは,共通部分もあるけれど異なるところも多いです.やっと適切な教科書を見つけられた気がします.心から感謝します. Tags:英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)PDFダウンロード英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)PDF英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)のePub英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)ダウンロード英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)オーディオブック英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)ダウンロードブック英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)発売日英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)試し読み英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)ネタバレ英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)amazon英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)download英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法― (KS語学専門書)kindle