著者 井沢 元彦
4.3 5つ星のうち 18 カスタマーレビュー
ダウンロード 日本史真髄 (小学館新書)無料 ePub井沢 元彦 - 内容紹介 逆説シリーズ著者が「日本史の極意」を公開 井沢元彦氏のライフワーク『逆説の日本史』は、シリーズ累計510万部を突破する歴史ノンフィクションの金字塔ともいうべきロングセラーです。最新刊『日本史真髄』は、これまで編年体で展開した「逆説」シリーズとはまったく視点を変えて、「ケガレ」「和」「怨霊」「言霊」「朱子学」「天皇」の6つのテーマで日本史全体を捉え直し、日本人の思考や行動を呪縛するものの正体を歴史的事件から読み解いていきます。例えば、江戸時代の歴史は、朱子学が分かってないと理解できません。織田信長が明智光秀に殺された本能寺の変を目の当たりにした徳川家康は、主君への忠義を絶対とする朱子学を導入し幕府体制を盤石にしました。ところが、その朱子学のために尊皇論が起こり、二百七十年続いた幕府は倒されてしまう。なぜか。徳川家は「覇者」であって天皇家こそ真の「王者」とする朱子学の思想に武士達が目覚めたからです。この朱子学の影響は、士農工商という身分差別や幕末期の日本外交にまで悪影響を与えているのです。井沢氏が三十年以上かけて体得した「日本史を理解する極意」をすべてさらけ出した「逆説史観」の真髄。この一冊で百冊分の教養が身につく決定版です。 【編集担当からのおすすめ情報】 本企画は、著者の井沢元彦氏が満を持して放つ「日本史の極意」です。『逆説の日本史』『逆説の世界史』シリーズをはじめ、三十年以上におよぶ執筆活動で体得した歴史の見方・考え方の「企業秘密」を初公開!!新たなシリーズ「コミック版 逆説の日本史」と合わせてお読みください。シリーズ第1弾「戦国三英傑編」は全国書店にて大反響発売中です。電子書籍版ではオールカラーで読むことができます。「コミック版 逆説の日本史」シリーズ第1弾「戦国三英傑編」と合わせてお読みください。 内容(「BOOK」データベースより) 西郷隆盛の本名は隆永!?江戸幕府崩壊の原因は家康にあった!?信長が天皇を超えるために取った戦略とは?なぜ平氏政権絶頂期に『源氏物語』を書けたのか?邪馬台国の女王は「卑弥呼」ではない!?「ケガレ」「和」「怨霊」「言霊」「朱子学」「天皇」の6つの逆説史観で2500年史を読み解くと、教科書では学べなかった“本当の日本史”を知ることができる。超ベストセラー『逆説の日本史』の著者が、30年以上に及ぶ執筆活動で体得した「極意」を初公開。この1冊で100冊分の教養が身につく決定版です!! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 井沢/元彦 作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、TBSに入社。報道局社会部の記者だった80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
以下は、日本史真髄 (小学館新書)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 いつもの痛快な理解し易い史観を展開されており、興味深くすぐに読み終えてしまいました。お勧めです。 『陰謀の日本中世史』(角川新書 2018.3)の中で呉座勇一先生は井沢元彦氏を名指しで、 ・・論ずるに値しない珍説トンデモ説は、いちいち批判せずに黙殺すべきだ、 というのが日本史学会の共通認識であろう。だが、全ての日本史研究者が 「時間の無駄」と考えて無関心を決め込めば、陰謀論やトンデモ説は致命傷を 負うことなく生き続ける。 場合によってはマスコミや有名人に取り上げられ、 社会的影響力を持つかもしれない。誰かが猫の首に鈴をつけなければならない のだ。・・と批判している。そして陰謀論をまき散らすいわゆる「陰謀論者」の特徴は、 (1)書く本のタイトルにやたら「真実」という言葉を多用する。 (2)布教活動のように妙に使命感が高い。声高に熱弁をふるう。と指摘している。 そういう意味では当書のタイトルも『日本史真髄』であり、井沢史観の集大成として妙に昂揚した挑戦的な論調である。いやむしろこの本は呉座勇一先生へのリベンジ宣言なのである。井沢氏は吼える。 ・・本書を読み終えた時、あなたは自分を無意識のうちに縛っているものの 正体に気づくことだろう。同時に、あなたは本当の日本史を知ることになる。 今まで習ってきた日本史が、いかに本当の日本史がわかっていない人たちに よって作られた、「事実の羅列」に過ぎないかということを理解するはずで ある。・・ガチンコ勝負である。なぐりこみである。だから面白い。どちらに与するかはあなたしだい。 井沢氏は官製の日本史には「宗教的視点」が欠落していると怒る。具体的には日本人の深層にやどるケガレ忌避信仰、怨霊信仰、言霊信仰を知っていれば多くの日本史の出来事をすっきり理解できるという。例えば、太平洋戦争の末期あれだけひどい目にあいながら、だらだらと戦争を長引かせた原因として次のふたつをあげる。 (1)言霊信仰 「負けた」と口に出せない。口に出した途端に本当になる。 (2)怨霊信仰 「負けて」はそれまで戦死した人々が怨霊化してしまう。なるほど、目から鱗である。このような目から鱗が毎ページ語られ、最後にはもうウロコも無くなり、目自体が無くなって盲目になってしまった感じ。とても歯切れがよくて気持ちいい。ざっくりと袈裟懸けに斬られたような。 結局、私は東大の史料編纂所のように古文書の一行を10年もかかってちまちまと読み解いていくような地味な歴史学も好きだし、井沢日本史のような斬新な視点でおおなたをふるうやりかたも好きだ。ということにしておこう。この本でいう<日本人のあるべき17条の憲法「和」の精神>の発露である。 Tags:日本史真髄 (小学館新書)PDFダウンロード日本史真髄 (小学館新書)PDF日本史真髄 (小学館新書)のePub日本史真髄 (小学館新書)ダウンロード日本史真髄 (小学館新書)オーディオブック日本史真髄 (小学館新書)ダウンロードブック日本史真髄 (小学館新書)発売日日本史真髄 (小学館新書)試し読み日本史真髄 (小学館新書)ネタバレ日本史真髄 (小学館新書)amazon日本史真髄 (小学館新書)download日本史真髄 (小学館新書)kindle