2022年 コロナを経た男女共同参画室の取り組みと変化について
2020年に行った第1回目のコロナに関する緊急アンケートから2年が経過し、状況も変化しているため、2022年2月に、現時点での職員の状況を把握することを目的としたアンケートを行いました。
第2回目となるアンケートは子育てに関わらず、広く意見を呼びかけたいと考え、匿名による回答も受け付けました。
アンケートの結果からは、在宅制度に感謝する意見が多くありました。そのほかの回答は以下に記します。
<今後の遺伝研に関する意見>
・ 在宅勤務に必要な整備などのマニュアルを整備してほしい
・ 在宅勤務中の通信費を負担してほしい(電話の転送機能など)
・ 手続きのペーパーレス化、オンライン化、押印の廃止を行ってほしい
・ 消毒、衛生物品の補充および管理の統一化を行ってほしい
・ 在宅者、出勤者間の不公平感を是正して欲しい
<その他>
・ 在宅制度はコロナ収束後も継続してほしい
・ 在宅勤務実態の調査、公表をしてほしい
・ 研究室間で在宅勤務に対する意識の差があるので、確認および統一を図るべきではないか
・ 「不要不急は後回し」が定着した結果、個々人の価値の差が浮き彫りになっている
この他にも、食堂や更衣室の使用について改善を求めた回答などもあり、このように広く回答を得られたのは匿名、回答自由による効果だと考えています。
男女共同参画推進室では、現在、これらアンケート結果を受けて、意見や要望を対応すべき関係方面に項目ごとに仕分けし、実現に向けて協議を重ねています。
<コロナ禍における遺伝研での一時保育提供数>
年 / 月 内容 提供数
2020/3,4 一斉休校、春休み 29
2021/4 春休み. 15
2021/7 大雨による臨時休校 3
2021/7 子が通学する学校で感染者確認による休校 4
2021/8 夏休み 5
2021/12-2022/1 冬休み 5
コロナ禍2年間の活動を通し、一時保育制度や在宅勤務制度への感謝を多くいただき、室員一同大いに励まされました。またアンケートでは、これまで気づかなかった問題についてもご指摘いただけ、非常に価値あるアンケートだったと考えています。
今後の課題として1)感染防止として開始した在宅勤務を、子育て、介護と仕事を両立させるための在宅勤務へと発展させること、2)多様な働き方の推進につなげること、3)在宅者と出勤者の負担割合を改善していくこと、が見えてきました。
遺伝研男女共同参画推進室は、これらの課題に向き合い、この変化の時代に、様々な立場の職員が支援され、助け合える職場を目指し、全ての職員の能力を活かせる環境を整備していくことで、研究の質の向上を目指したいと考えています。