A 入力バー

入力バー

GeoGebraのウィンドウの下部にあるテキスト入力エリアが「入力バー」です。入力バーには、「コマンド」か「オブジェクト」が入力でき、入力後にEnterを押すと実行されます。ツールでは実行できないようなコマンドや、マウスだけでは作成できないオブジェクトも入力することができます。

入力バーの表示/非表示は、「表示」メニューから行えます。

入力バーの右側の、右向き三角形のアイコンで、特殊記号や組み込み関数、ギリシア文字、命令一覧のメニューを開けます。ここから選択してテキスト入力エリアに入力することができます。入力に使用できる式や式中で使える関数についてはの組み込み関数・組み込み定数・組み込み演算子も参照して下さい。

入力バーの右側のギリシア文字のアルファのアイコンは、特殊記号のメニューです。ここから記号を選んでテキスト入力エリアに入力することができます。

入力バーでは、上下の矢印キーを使ったり、入力バーの右側にある上下矢印のアイコンをクリックすることで、過去に入力した内容を呼び出すことができます。

入力バーに何もない状態で Enter キーを押すと、キーボードのフォーカスが入力バーとグラフィックスビューとで交互に入れ替わります。

コマンドの入力

Delete[A]

x = Min[k, l, m]

F = Focus[conic]

コマンドは「コマンド名[引数,...]」の形で入力バーに入力します。結果には自動的に名前が付けられますが、左辺を書けば名前を指定できます。焦点(Focus)のように結果が複数となるときは、「F_1」「F_2」のように名前が付き、指定した名前が付かないこともあります。

入力バーにコマンドを入力するときに自動補完が働きます。例えば、コマンド AffineRatio を入力しようとして途中まで入力すると、その後の文字が自動的に補完され、Enterを押すと確定します。右矢印キーを押すことで、次々と引数を入力することができます。

GeoGebraには非常に多くのコマンドがあります。詳細は本家のサイトのヘルプのページから、ヘルプを参照して下さい。2015年10月現在ほぼ全ての項目が英語のままですが、複数の翻訳者が翻訳をすすめる計画です。