VLM-1

Jaguar CDへの贈り物。

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Jaguar Tempest 2000 Emulatorへ

「これがリリースされてからしばらくして、

PCに他の『ビジュアライザ』が登場してきた。

アメリカのコンピュータショーで会ったNullsoftの人は

ビジュアライザでJaguar VLMのテクニックを

『借用』したことを謝罪してきたんだ。

そう、確かに、今日に至るまで

WinampやWindows Media Playerや

iTunesなどで目にするビジュアライザは

基本的には同じテクニックを使っている…

フィードバックを使い小さなソース入力の動きを増幅する…

VLM-1で私が使ったテクニックと同じだ」

VLM-1の基本操作

数字キー(1-9)2つの組み合わせでエフェクトを選択

一部のエフェクト(残像が流れるフィードバック系のものなど)では方向パッドの操作がエフェクトに反映される

特に9-1~9-9のエフェクトはユーザ操作を前提にしたもので、Bボタンでパーティクル発射、方向パッドでパーティクル発生点の移動が行える

Cボタンで画面をフラッシュできる

PCで好きな曲を流しながら使いたい場合はJaguar Tempest 2000 Emulatorを参照。

VLMのハッキングガイド By: Jeff "Yak" Minter

良いニュース

VLMにはバックドアが残されていて、VLMエフェクトを作るエディットモードをユーザが使うことができる。エディットモードでは自分の特殊効果(FX)を作ることが可能で、デフォルトのFXよりずっといいものを作りだすのもそんなに難しくない。

悪いニュース

そうして作ったものを保存することができない。作ったものは一時的なもので、別のFXバンクに切り替えるともうさよならだ。トイレ(訳注:ジャガーCDのこと。形が…)の蓋をあけて CDを変えると、ジャガーロゴのバンクへと切り替わってしまうので、それでも作ったものとさよならになってしまう。残念だ。消えないとしたら、いつまでも自分のVLMをオンにしたままで、9つのバンクを最高のものに作り替えるのに…

また、エディットのインタフェースはバグが多くてとてもユーザにとってやさしいものではない。エラーチェックもなく、パラメータを範囲外に設定すると、VLMをクラッシュさせたり、のたうつほど遅くなったりするかもしれない。ははっ、これはエンドユーザは想定してなくて、あの狂った牛類が使うことだけを考えたものだったんだ。

それならなぜやる価値があるのか?


面白いからだ。興味があるのなら、VLMがどう機能しているかを知ることができる。そしてもともとのFXの多くは最良のものではない。デザインしているときに肺炎にかかり、気分が最悪だったからだ。気分がよいときならもっといいFXが作れる。作ったFXを保存はできないが、私がしているようにビデオにつないでテープを用意し、特にいいものができたら録画しておくことはできる。

どうすればいい?


簡単だ。いじりたいエフェクトを選択する。そして、VLMモードで、ジャガーのコントローラで*,1,3,0を押す。そうするとSpectrum and Triggersというメニューがでるはずだ。これ自体はエディットモードではない。裏ワザを探す人間を混乱させるためのただのフェイクだ ;-) Spectrum and Triggersの画面で上、下、上、下…8回入力する(カーソルはTrigger1とTrigger5の間を8回往復する)と表示がエディットモードになる。これでエディットモードに入れたことになる。

次に何をすればいい?


よし、最初にそれぞれのVLMのセットで何が起こっているのかを説明しよう。それぞれのVLMのセットは6つまでのエフェクトを持つことができ、それぞれのエフェクトにはどのように変化するかを決定する膨大なパラメータがある。パラメータは、波形ジェネレータや、ジョイパッドのユーザからの入力、そして音に反応するエフェクトを作るスペクトラムトリガーに接続することができる。

VLMでよく見られるエフェクトの種類は以下だ:

  • デジタルビデオフィードバックエリア(Digital Video Feedback area):

DVF(デジタルビデオフィードバック)は画面を埋めるあの渦のようなパターンや場を作るものだ。しかし、このDVFは計算パワーの面ではかなりコストが高い(膨大なピクセル群を画面全体に拡大縮小したり回転したりするため)エフェクトだ。もしエフェクトのDVF領域をせまくすれば、エフェクトの速度と反応性は大幅に向上できる。新しい60HzのフィードバックFXをデフォルトに入れなかった自分を責めたい…

  • スペクトラム強度描画(Draw Spectrum As Intensities):

これはFFT(高速フーリエ変換、周波数の分析)の結果をシンメトリジェネレータで出力するものだ。このまま、またはDVFと組み合わせることで、音に正確に反応するエフェクトに適したものになる。DVFやパーシスタンスフィールドの上に乗せると、素敵だ。

  • ピクセルリング描画(Draw a Ring of Pixels):

名前通りの機能だ。シンメトリジェネレータを通して描画する。位相や点の数、ピクセルサイズなどのパラメータを変更できる。単純だが、とても適用範囲が広い。

  • プラズマ描画(Draw Plasma):

画面にプラズマのタイルを描画する。DVF領域の中にソースエフェクトとして置くのに適している。トリガー周波数イベントで光らせることもできる。60HzのDVF領域で、このプラズマのXY位置とオシレータを繋ぐと、おいしい。

空スロットの編集はできない。空いたスロットでBを押すと2ページほどのFXがでてきて編集できた時もあったが、悲しいことにその機能はなくなった。取り除かなければよかった、と今は思う。ちっ、保存機能も取り除かなければよかったのに…

他にもスターフィールドといったエフェクトがある。遊んでみてほしい。素晴らしいものに出会えるはずだ。

さらに編集してみよう


Bを押してエフェクトを編集する時に、3つの選択肢がある。まずはEdit source functionで、これはエフェクトの基礎を作り上げるパラメータを見て編集できる。次はEdit symmetry generatorで、このシンメトリ生成を通るエフェクトに影響を与えるパラメータを変更できる(DVFとプラズマはシンメトリ生成を使わないのでまったく関係しない)。そしてEdit Source Wavesだ。エフェクトには8つのプログラム可能な波形ジェネレータがあり、エフェクトやシンメトリのパラメータに接続ができる。Edit Source Wavesでは波形ジェネレータの速度、波形を調整できる。

Edit Source Function

このメニューに入ると、エフェクトのパラメータが表示される。例えば、DVFエフェクトのメニューでは、ウィンドウサイズや、拡大縮小、角度といったパラメータが表示される。メニューのカーソルを動かして、自由に値を変更して、表示に何が起こるか見てみよう。 (CDを再生しておくと、エフェクトがアクティブになっていて操作で何が起こったかが見やすくなる。)

(X,Y)が後ろについているメニュー項目にはパラメータのペアが存在する。編集するパラメータを選択すると、エフェクトによって、スライダー、2方向スライダー、位置マーカー、照準といったものが表示される。ジョイパッドを使って値を変更できる。ここで変更したものはバンクを変えたり、蓋を開けるまでそのままだ。

変数を編集しているときに、'Press * to Attach Waveforms'というメッセージを目にするかもしれない。*を押すとAttach Waveforms画面になる。わかりにくい画面だが、ここにVLMの面白い部分への鍵があるのだ。これはWaveform Editページと連動して機能するので、正気なときに合理的に考えれば、そのページに統合されるべきだったのだろう。

このとても情報豊富なAttach Waveforms画面には1-8の番号の2列がある。一番上の列はこの変数にリンクした波形ジェネレータを表示している。ハイライトされている数字があると、この変数にリンクされているジェネレータが既にあるということになる。

1-8の対応する数字キーを押すことでこの変数にジェネレータを接続したり、接続を解除したりできる。複数のジェネレータを接続することもできる。結果は入力された波形の和になる。

ここで波形の振幅も調整できる。残念なことに、実際の振幅は表示されない。エフェクト画面を見て、調整するしかない。また、波形をX要素に接続した場合は左右で、Y要素で接続した場合は上下で振幅を調整するということになっている。波形の表示をつけようと思っていたはずだが、具合が悪くなって完成できなかった。だから、わかりにくくて非直感的だ。ああ、まあ…

8つの数字の下の列では5つのスペクトラムトリガージェネレータによるエンベロープ出力を使って、接続した波形を変調させることができる。#を押し、トリガー1-5(6、7、8はジョイパッドのボタンと対応)の数字を押してトリガーの接続、接続解除ができる。なぜだかわからないが、多分正しくデバッグをしなかったので、トリガーを解除しても、数字のハイライトがそのままのときがある。しまった。

波形を接続したら、次に取り掛かりたいのはおそらく…

Edit Source Waves Menu

ここではカーソルを上下に動かして波形ジェネレータを選択できる。カーソルがジェネレータの上にあると、その波形が青いボックスに表示される。A とCで周波数の増加、減少が可能で、右と左で位相の移動だ。数字パッドの数字で波形タイプの変更ができる。User XとUser YはVLMインタラクティブモードのジョイパッドで操作する「位置」を変更する。

Edit Symmetry Generator

シンメトリジェネレータを通るパーティクルといったすべてにとって面白いメニューだ。このメニューでは、シンメトリに関するすべてをいじったり、波形を接続したりできる。

シンメトリジェネレータには2つの基本シンメトリタイプがある。計算速度が速い平面8方向の鏡像と、素敵だが遅い回転鏡像だ。この2つを組み合わせることもできる。シンメトリページの項目の多くは回転シンメトリだけに適用されるもので、回転シンメトリがオフだと効果がない。

シンメトリの種類はSymmetry Typeメニューで選択できる。このページで9を押すと回転シンメトリがオン、オフに切り替えられる。Waveform Attach画面と同じバグだと思うが、真ん中の9が変にハイライトされることがある。ただ回転シンメトリがオンかどうかは見たら明らかな場合が多い。1 -8を押すと8方向のシンメトリをオンオフする。シンメトリタイプを選び、Edit Source Functionのときと同じようにパラメータをいじってみよう。

エフェクトの追加削除はできないので、編集元のバンクのエフェクトタイプによって性質が決まってくる部分がある。DVF系のことをしたければバンク3か4、パーティクルが好きなら1か2といったような感じだ。バンク内のエフェクトや編集したエフェクトを切り替えることはできるが、バンクを変えると編集は失われる。気をつけろ!

そして、これで基本的には、これでわかったとおもう(Flossieを羊小屋に連れて行きながらこう声をかけたように)。VLM編集を始めるのに十分な知識だ。UIがひどくてすまない。あの忌々しい肺炎にかかる前になんとかする時間がなかったんだ。それはVLMのコードの完成とCD-ROMでのリリースの間の一年間で、さらに数ヶ月くらい作業ができればよかったのに。エフェクトも編集モードももっと改良できたはずだ!まあ、次の機会か…既にすばらしいものを[口を閉じて、NとDとAの3文字を思い浮かべる]で走らせているんだ ;-)

そして、そうだ、これもいわなければならない:

警告:バグと野獣に注意!


UIでのエラーチェックはひどいものだったり、そもそもチェックが存在してないときもある。シンメトリモードで極端な値をいれるとVLMをハングさせたり、毎週1フレーム状態にしたり、そのままクラッシュさせてしまうこともある。以下がわかっている危険ゾーンだ:

  • DVFウィンドウを画面の端から外の離れたところにもっていくとシステムが死ぬ。
  • 波形をDVFのウィンドウサイズに接続すると致命的だ。気をつけろ!
  • 波形を回転シンメトリのオーダーに接続すると、負の値にラップする可能性があり、32767以上の移動がおとり、システムが非常に遅くなる。システムは死にはしないが、フレームレートが数分に1フレームという感じになるだろう、ははは…


心配しないでほしい。システムが死んでも永久に残るダメージはない。デフォルトのバンクはROMから読み出されて、どんなにひどいことをしたとしてもシステムを再起動すると回復する。

さあ、これを公開するとしよう…楽しんでほしい。ハッピーハッキング!

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(:-) - the Beastly Boanthrope
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