Nature of the Beast - 1995 - On A Mission From God

Defender 2000開発秘話 

Homeに戻る

Nature of the Beast - 1995に戻る

「神」からの使命

何年も前、80年代初めに、タドリーの自分の住み家に時々遊びにくるジェイク・シンプソンという14歳の少年がいた。彼はアセンブラプログラミングを勉強していて、家に来てはコモドール64でのプログラミングについて話したり、最新のゲームを遊んだりしていた。誰か他のだれかがゲームプログラミングの世界に進む後押しができたことをうれしく思っていた。

そして、数年前、私はアメリカからの電話を受けた、それはジェイク・シンプソン、彼自身からだった。彼はプログラミングをよく勉強したようだ。というのも、今では彼はウィリアムズ・エレクトロニクスのプログラマーになっていたんだ。ウィリアムズはシカゴにあって、私は夏のCESのためにシカゴに行くことにしていた。そしてジェイクはビールでも飲みながら昔の話をしようと言ってきた。

とにかく、私はCESで、ピンク・フロイドの「The Division Bell」をかけながらVLMのデモをしていて、背中を叩かれた。ジェイクだった。彼が言うには、私が会いたいような誰かをつれてきたらしい…

そこにいたのは背の高い痩身の男だった。刈り込んでいるような短髪。強烈な知性を感じさせる目に、いたずらっぽい笑顔。ジェイクは言った。「この人がユージン・ジャービスだ」と…

そう、誰にでも尊敬し、崇拝し、その作品から深い感銘を受けた心のヒーローがいる。自分にとってのヒーロー、最も崇拝している二人は、長年にわたって魂に語りかける素晴らしい音楽を作ったピンクフロイドのロジャー・ウォーターズと、最良といえるゲームをデザインした男の二人だ。そう、スマートボムとスキャナーの発明者。ビデオゲームの初期にあれほどまでの新地平を切り開いたゲームであるディフェンダーのゲームデザイナー。そして、ディフェンダーの素晴らしい続編で、最も激しいゲームの一つで、素晴らしいパーティクル爆発に、午前2時まで熱中してしまうほど挑戦的なゲームプレイを持つ不変の名作スターゲートのデザイナー。そして、革新的で独特な爆発、他のどのゲームより多く現れる敵、いままでで最高の全方向破壊祭のロボトロンのデザイナー。それがユージン・ジャービスだ。彼は私の中ではグランド・ハイ・イモータルだ。そして、とうとう、このシカゴで、彼に会うことができたのだ。

ユージン・ジャービスは長年自分の作品に大きな影響を与えてきたものの一つだ。まあつまり、ユージンと、動物への普通ではない愛情が主要な影響源だ。彼のゲームは常に際立っていて、プレイアビリティという捕まえにくいものを見極め、捕まえることに常に成功している。私が願うのは、いつの日か彼の偉大なウィリアムズの名作のような、プレイアビリティがあって中毒的なゲームを作りたいということだ。

この偉大な人物にとうとう会うことができ、彼とジェイクと一緒に午後の一時を過ごせたのは、ただただ素晴らしいことだった。CESを一緒にまわり、食事をし、そして彼は最新のゲームをこっそり見せてくれた。彼がLlamatronを見ていて、しかも気に入ってくれたことがわかったのはうれしかった。彼のゲームに自分がしたことによって侮辱ととられなくてよかった、と。そして彼がジャガーでT2Kを遊んでいる写真をとった。彼は特に明らかにDefenderやStarGateの爆発の進化系といえる砕けるピクセル爆発を気に入ってくれた。私はいつかジャガー版のDefenderを作りたいと彼に伝えた。そして、彼の答えは、そうだね、もしジャガー版を作ることになるのなら、君がすべきだ、というものだった…

そう、その時点においてアタリはジャガーでDefenderを作る予定がなかった。しかし、それからの数週間、「神」からの言葉がこの自分の中でこだました…もしDefenderをやるのなら、それは君がすべきだ、と…そして耐えきれなくなった自分はアタリのジョンにファックスを送って、おねがいだかから自分にDefenderを作らせてくれ、もし自分がTempestより愛しているゲームがあるとしたらそれはDefenderで、自分はすごい仕事ができる、そして、なにより、これは「神」からの使命だ、と。

アタリからの答えはYESだった!

そういうわけで、ジャガー版のDefenderは実現しつつある。Defender 2000が自分の今のプロジェクトで、素晴らしい出来になってきている。ゲームについての詳細や、進行状況は、自分のホームページのジャガー開発のページ(訳注:過去のジェフ・ミンター個人ページのバックアップへのリンク、英語)を見てほしい。このゲームの製作を大いに楽しんでいる。Tempestをアップデートした後の自然な成り行きにも思える。ヒューマノイド救出、ミュータント破壊、ポッド開封、スキャナー観察、スマートボム発射の準備をしろ!そして覚えていてほしい、私にそうしろと言ったのは「神」なんだ!