(サバイバル照明論1---ランタン・デスクライト編)
本当はサバイバル防災関係は、ある程度場合分けした上で、 H中的スピリッツから系統立てて書きたかったのですが、 そうするとまずは水・食料ということになってしまって、 あまりにも膨大になるので、停電対策ということで軽い照明論から書いていこうかと思います。 言うまでもないですが、H中はこれ系の 専門家でも評論家でもございませんし、これから紹介する照明も必ずしも実際に使い込んだわけではございません。ですので本当の使い勝手などは、お近くの 登山系・アウトドア系・サバイバル系の方に尋ねられた方がいいかと 思います。大体どんな感じのものを想定すればいいかとか、 それらをいつどこでポチれば世界最安かとか、 サバイバルショッピングのご参考になればと思いまして、 誠に僭越ながらつらつら書かせていただきます。
基本、想定してるシーンは、電気・ガス・水道が止まったときの、 公的支援が来るまでの一週間自宅サバイバルですが、 野外避難・避難所生活とか計画・構内停電も意識してます。
まず、自分の居場所全体を照らすものとして、ランタン系が 必要かと思います。定番のものとして、
Gentos LEDランタン Explorer EX-313CW (300ルーメン、単1電池3本) (最安相場価格2400円 [アマゾン(2791円)])
Gentos LEDランタン Explorer EX-700RC (280ルーメン、単1電池3本、リモコン付き) (最安相場価格2600円 [アマゾン(2980円)] )
Coleman クアッドLEDランタン(379ルーメン、単1電池8本、4人用、 ちょっと席をはずすときにも便利) (最安相場価格7000円) ミニサイズもあります。
とかがあるようです。なお、不動の大人気ランタン Gentos LEDランタン Explorer EX-777XP (280ルーメン、単1電池3本)をはずしたのは、 (一部で悪名の高い)本体認識表示灯が保管時に電池を少しずつ食ってしまうため非常用に適さないと判断したからです。 (特に乾電池を充填している場合は、いざというとき電池がなくなっているだけでなく、悲惨な液漏れが発生して機器もダメになっている可能性があります。)
上記の大型ランタン系は単1電池を使うので持続時間は長いですが、 単3、単4が主流となっている今や、汎用性はイマイチです(特に充電を考えると)。 ひとつの解決策としては、電池スペーサー(単3→単1)を買うといいでしょう。 特にお薦めなのが、 ニサク(nisaku) 電池スペーサー AAA×3>D(3個入り、549円)です。 単3電池を最大3本単1に変換します。 この黄色のものは最新バージョンで、 以前のものは4個入りでもう少し単価安かったです (360円→540円→620円とどんどん値上がりしました。) なお、この手のスぺーサーはいろいろありますが、マイナス極の 部分の面積が単3と同じぐらいのものが多く、機器とうまく接触 しないことがあるようです。(上記の製品はちと高価ですが、その点は信頼できます。)
性能は劣りますが、はじめから単3、単4のモデルを使うのも一つの考えです:
Gentos LED ランタン Explorer EX-1977IS (100ルーメン、単3電池4本) (最安相場価格1300円程度)
Energizer コンパクト折りたたみ式 LEDランタン LED4AA4J (24ルーメン、単3電池4本) (最安相場価格600円 [アマゾン] [ノジマ(600円)] [コジマ(780円(時々580円))] )
コンパクトなので避難時にも かさばりません。
サバイバル電池論はまた別途詳しく書こうと思いますが、 災害時にソーラー充電器が手元にある人はおそらく少数派で、 エネループが充電できまへんということも十分起こりえます。 ソーラー充電器はこれからいいものがいろいろ出てくると思いますが、 それとは独立に リチウム乾電池(充電池ではありません)を少々持っておけば安心かもしれません。 (最安相場は単3電池4本で800円程度。可能ならば海外で買うのがグッド。) アルカリ乾電池の約7~8倍もつので、灯りに関しては これで一週間以上かるくしのげると思われます。
その他、計画停電などで役に立ちそうなものを 書き連ねておきます(サバイバル懐中電灯論はまた別途書きます):
Gentos LEDキャップライト HC-232B (最安相場価格550円)
MITSUBISHI LEDランプDOT-IT (単4電池3本) (最安相場価格600円 [ムラウチ(598円)] [アマゾン] ) 太陽電池式 や 防水バージョンもあります
無印良品 LED持ち運びできるあかり (AC電源のみ) [MUJIネット(6900円)]:数時間程度の停電時に使えます
GENTOS ザ・LED強力ライト LK-014L (200ルーメン、単1電池4本) [webby yahoo店(2039円)] [Amazon(2218円)]:ものすごい遠距離まで照らすスポットライトですが、天井に照射すると部屋の灯りとして使えます
(サバイバル照明論2 ---ハンディライト(懐中電灯)・ヘッドライト編)
昨日いろいろ書いた勢いで、サバイバル懐中電灯論も書きます。 こちらは夜の避難(火事とかも含む)を想定してます。
懐中電灯と聞いて思い浮かぶのは、あのでかくて重い 真っ赤っかか真っ黄色のやつ(単1電池4個駆動)ですが 避難にはまったく適さないので紹介しません。また昔のモデルは LEDではなく豆球なのではげしく電池を消耗します。
ということで21世紀のサバイバル防災懐中電灯は ズバリこれです(防滴仕様、持続時間10時間以上、明るさ100ルーメン以上、 単3か単4電池、安い、という基準で選びました):
Gentos 閃 SG-325 (150ルーメン、単4電池3本10時間、照射距離138メートル) (最安相場価格1500円 [Webby Yahoo店(世界最安1333円(8/14))] [アマゾン(1545円)] )
GENTOS 30周年ウルトラ大人気モデル SG-305の後継機です。瞬く間に品切れとなりました。 100ルーメンから150ルーメンに明るさアップしましたが、 フォーカス調整角度が狭くなっています。 SG-305を黒く塗って自転車などへのパイプホルダーを付けた SG-355B [アマゾン(2111円)]というものもあります。 単4電池3本駆動という点は少し不便さも感じますが、 非の打ちどころのない性能とくせになるグリップ感がマニアの心をとらえてやみません。 懐中電灯というのは本来こうあるべきなんだと、20世紀の懐中電灯観が打ち砕かれます。 カブトムシもいっぱい取れそうです。
なお、(軍用) マグライトも軽量&堅牢で防災避難に適していますが、 持続時間が10時間に満たないものが多いしちと高い ので割愛しました。
さて、猛ダッシュで夜津波から逃げるときや、避難所夜移動で荷物の多いときは、 懐中電灯は邪魔かもしれません。 こういうときは、少しマニアックですが、ヘッドライトが便利でしょう:
Gentos デルタピーク DPX-233H (160ルーメン、単3電池3本18時間以上、センサースイッチ点灯機能付) (最安相場価格2000円 [Webby Yahoo店] [アマゾン(2580円)] )
Gentos デルタピークDPX-343H (150ルーメン、単4電池3本8時間以上、センサースイッチ点灯機能付) (最安相場価格2400円)
Gentos リゲルヘッドライト GTR-931H (45ルーメン、単3電池1本8時間以上) [Webby Yahoo店(世界最安666円@9/1)]
懐中電灯・ヘッドライトとも、日常チャリ生活に使えますし、 多くの使用レヴューがネットにころがってますのでご参照ください。 ライトマニア系のLEDライトレヴューがこちらにございます(このBログ元(?)ショップのアカリセンターも全体的に良心的価格です。)
なお、H中はGENTOSから何かもらっているわけではございません。