超階層生物学共同利用推進室
定期開催トレーニングコース

2023年9月14日~15日、2024年2月7日~8日、2月28日~29日に開催予定です。

トランスオミクス解析室・データ統合解析室・AI解析室

実験生物学者向けのバイオインフォマティクスのトレーニングコースです。次世代シーケンシング(NGS)等の近年のゲノミクス技術の進歩は著しく、ビッグデータの波は生物学分野にも到来しています。しかしながら、大規模かつ複雑なデータから生物学的な情報を抽出するには、従来の実験生物学者にはあまり馴染みのなかった、コンピュータや統計学の知識とスキルが求められます。本コースは、それらの知識とスキルを、末長く使える「基礎力」と、すぐに自分のデータを解析できる「即戦力」の両方をバランスよく習得できるように、基礎生物学研究所で独自に開発しています。現在、初級者向けに、UNIX入門、RNA-seq入門(NGS解析の基礎を含む)、中級者向けに、BLAST入門の3種類コースを開講しています。いずれも、講義とコンピュータを用いた演習を組み合わせて行います。 

2023年12月12日~14日に開催しました。(今年度は終了しました)

バイオイメージング解析室生命創成探究センターABiS

近年顕微鏡やカメラの性能向上に伴い多次元かつ大容量の画像データが得られるようになってきていますが多くの生物学研究者にとって画像解析は難しい技法のひとつであると見做されている傾向があります。しかしながら顕微鏡の原理ならびに基礎的な画像工学に触れることでその障壁を引き下げることが可能となります本トレーニングコースでは実際に顕微鏡等の画像を扱っているがその処理・解析については比較的初心者である生物学系の研究者の方々を対象に「簡易な画像処理・解析は自分で遂行できるようになる」「技術的に高度な問題について専門家に適切な相談ができる基礎を体得する」ことを目指します。顕微鏡観察画像の画像処理・解析・定量の手法が適切か自信がない方、手動で行っているものを自動化したい、とお考えの方を対象に、実習を交えた講習を行います。最終日には受講者自身の扱っている画像データについて講師陣・受講者で議論する時間も設けます。

2023年11月20日~22日(前期)・27日~28日(後期)に開催しました。(今年度は終了しました)

バイオイメージング解析室・生命創成探究センター・ABiS

イメージング技術の進歩がめざましい昨今、従来では観察が難しい生体内の微細構造や分子動態の観察、微小環境測定など様々なことが可能になりました。しかし、これらのイメージング技術を研究に適用する場合、そもそも顕微鏡についてきちんと理解していないと思わぬ落とし穴に落ちてしまうことになりかねません。本トレーニングコースではただ顕微鏡を使えるようになるのではなく、なぜ顕微鏡を通して微細な構造を観察できるのか、その原理について座学の他に顕微鏡光学系を組み立てる実習を通して学習していくことを目標としています。