特報(期間限定ページ)
ニコニコ超会議
【海のソーラーパワー・ウミウシの「光合成」を
観察する200時間研究〜究極のSDGs〜】終了しました
New!! 再びニコ生
生命の基本単位『細胞』を見て、感じて、操作しよう!〜基礎生物学研究所の最先端技術を見せちゃいます〜【24時間ニコニコサイエンス】 公式 2023/11/17(金) 18:00開始 今回は「細胞」をテーマに青木研メインで24時間生放送(あの人も再び登場?「推しの単細胞生物」)
終了しました。
2023年4月23日よりニコニコ超会議で超階層生物学研究課題「DNA以上の階層を介した形質の水平伝搬現象「盗機能」の分子機構解明」(研究代表者 慶応義塾大学 前田太郎特任助教)の研究対象の『盗葉緑体現象』に関連する200時間の配信をしています。今回超階層生物学課題という事もあり、推進室からも発信します。
(ニコニコサイト(【後半4/27 21:00以降】はこちら)、NIBBの公式広報ページ)
本特設ページでは、プログラムや、超階層生物学センター関連の情報や、出演者情報などを室長目線で紹介する予定です。
(ただし、毎回のごとく、臨機応変なプログラム(行き当たりばったりともいう)のため、暫定の予定ですのでご了承ください。)
*「超階層生物学」って何?という方は、昨年開催の超階層生物学(=TSB)ワークショップHPを参考にして下さい。(阿形所長や藤森センター長がまじめに話す様子を見ることができます。)
** サイエンスエンタメのための特設会場(ページ)ですので、少し軽め・おちゃらけ的の表現を使用していますのでご了承ください(本ページ文責:室長)。
ゲスト研究者 (実験等の都合でトーク開始時間が変更される可能性があります。)
ほぼ全日程(4/23夜~)参加のメインゲスト研究者
前田 太郎 Taro MAEDA, PhD. 慶応義塾大学 特任助教 都会的な印象の慶応ボーイではなく、山形県鶴岡市に棲息するウミウシオタク。本配信のメインゲスト研究者。超階層生物学研究課題代表として他の生物種における盗機能現象も含めてこの現象を追求している。直前に沖縄に送られてサンプル採集して帰還し、本配信に挑む。本人も実験したことの無い実験に今回挑戦する(予備実験くらいやっとけ!)。
4/26(木)19時~ ゲストトーク「甲殻類に寄生する甲殻類のはなし」(オンライン)
豊田 賢治 Kenji TOYOTA,PhD. 金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設 特任助教 いろんな生物を使って研究している研究者。今回は何の話なんだろう? ミジンコ? 意外にウミウシ? 甲殻類だって??ってウミウシに関係するの? 兎にも角にも当日をお楽しみに!(佐渡じゃないし来いよ!)
4/27(木)19時~ ゲストトーク「所長も知らないウミウシの世界─アオウミウシとその仲間の研究─」
林 牧子 Makiko HAYASHI 筑波大学大学院 博士課程の大学院生 静岡県の下田にあるが筑波大学の臨海施設である下田臨海実験センターで、日々研究に没頭する大学院生。ウミウシの研究がやりたくて出身大学を飛び出して臨海センターに飛び込む。飛び出したはずの前ラボのボスと室長が知り合いだったという不幸により、今回引っ張り出された。ウミウシ魅力をたっぷりとお話をして頂きます。(F町せんせもたまには役に立つじゃん!)
4/28(金)19時~ ゲストトーク「ウミウシの餌・植物じゃない「藻類」のはなし」
西辻 光希 Koki NISHITSUJI, PhD. 福井県立大学 海洋生物資源学部 准教授 歩くマラソンランナー。今年の春に福井県立大学の新学科(臨海:マリンステーション)設立のために新進気鋭の若手研究者として沖縄(OIST)からObamaに着任。今回たまたま室長が出張した先で出くわして捕獲された。ウミウシの餌としての藻類だけでなく、広く藻類全般や生息環境(サンゴの海の話)などについてその研究の魅力についてお話をして頂きます。(出張先が雷雨で竿が出せなかったけど、代わりに藻類ゲット!)
基礎生物学研究所の出演者・協力研究者
阿形 清和 Kiyokazu AGATA, PhD. 基礎生物学研究所所長。 無類のサッカー好きで、ケガして研究所の業務に支障が出ることもあるが、基礎生物学研究所のために、あらゆる手段を使って研究所のPRに奔走している。いつも様々な問題に直面させられて「どうする所長」を体現している。「サイエンスをエンタメに」を目標に超会議にも多数出演。最近は「超階層生物学」がお気に入りで、当室(推進室)に様々な難題アイディアを持ち込んでくる。
倉田 智子 Tomoko KURATA, PhD. 基礎生物学研究所広報室の主 RMC助教。裏方であるはずの広報室ではあるが、メディア出演の素人である研究者をシキル・サバクために司会者として露出が多い。所長の暴走を止める役割を担っている。
KIM, Eunchul PhD. 基礎生物学研究所 環境光生物学研究部門 助教。光合成を専門とする。ウミウシの光合成実験の際に光合成活性の評価(PAM)を担当。寿司の露伴(バラン)は光合成しないと力説。大型スペクトログラフでも活躍する? 研究トークもあるかも。
加藤 輝 Kagayaki KATO, PhD. 基礎生物学研究所 超階層生物学センター バイオイメージング解析室 RMC助教 生物画像データ解析の専門家。今回はウミウシ映像の撮影・データ解析を担当する。超人気(この業界は100名の応募があればそう言う)の生物系の画像解析のトレーニングコースを主宰。隙あれば部屋に籠る性質がある。
高橋 弘樹 Hiroki TAKAHASHI, PhD. 分野横断研究ユニット 助教。2022年春の超会議「イソギンチャクの白化現象」回に岸本さんと出演し、超会議出演の味を占める。「しげたか」クローンを永遠と増殖させて今回の「ウミウシの光合成」回の乗っ取りを密かに企む。
亀井 保博 Yasuhiro KAMEI, PhD. 超階層生物学センター共同利用推進室長。 超階層生物学を広めるべく、出張先や研究会でもロビー活動に勤しむ。イベント開催時には、所長や倉田助教にしばしば活用されている(ぱしり)。先週も共同研究打合せのためのObamaへの出張中に雨で竿を出せなかったので学内をぶらぶらしていて偶然出会った研究者に、いきなりゲストトークをお願いしてプログラムの穴を埋めるを充実させる若手研究者を捕獲。日々無茶振りされる人生を謳歌中。本ページでは言いたい放題します(したい)。
撮影・実験施設等の紹介
大型スペクトログラフ
昨年のイソギンチャク回でも登場の「虹」製造装置。世界最高・最大の分光照射装置(40年以上前から稼働し、他国にも5か所ほど同様の装置があったが、老朽化等のために次々と閉鎖した中で唯一生き残っているので世界最高・最大)。Xeアークランプを光源に使用し、太陽光と似たスペクトルを持ち、地上での太陽光の約2倍の強度での分光照射が可能(ただし、地下設置のため住人は太陽光を浴びることはできない)。
植物の屈光性、強光回避などの光応答現象に関わる「光受容体」の同定や解析に利用されている。また、最近では動物の「色覚」(視物質による視覚応答)の研究にも使われている。【大スぺ詳細、論文へのリンク:光合成における強光回避情報伝達系、魚類赤色覚の比較研究】
大型スペクトログラフでの実験予定 4/24-25 4/25-26? あらら?やるの?どうするの所長! え、4/29土ですか・・・
クラブでオール実験単色光(虹)長時間照明で起こるウミウシの行動解析実験~光合成に使えない光の下でウミウシの行動はどうなる?(協力:行動解析-輝先生) 現状、輝先生の概日行動実験結果によって実験内容を検討しています。たぶん、どの波長成分がウミウシの活動を誘起するのかを実験する方向で、4/29に実施する方向です。
バイオサイエンス実験室
各種トレーニングコースなど、16名までの受講者がWet実験を行える部屋。各実験台にピペットマン一式や、実体顕微鏡、ボルテックスがあり、振盪培養器やゲルイメージ撮影機、蛍光顕微鏡、インキュベーターなど各種機器も設置されている。研究所地下の秘密基地であり、ニコ生放送拠点としても機能。【参考:国際トレーニングコース】
バイトレ実験室での実験予定 4/23-30
多くの実験はここ「バイトレ実験室」で実施・配信します。ゲストトークもたぶんここです。まったり配信~~。
撮影の裏側を時系列に沿って時々紹介します(随時更新)。↓ 観察記録などは、ニコニコ大百科へ
撮影の裏側を時系列で紹介
← 2023.04.23. 18:00 配信開始しました。
04.24. 12:00 ずんだもちと五平餅の餌やり不発の原因討論会(その後食べ始めた?)
前田説・所長説に対して、亀井が新説を唱える。(室長登場)→
← 04.24. 19:00 振り返りで、亀井説が有利?確認の実験として(48hrの14L/10D)行動撮影と解析をスタート(行動撮影&解析担当の加藤助教の登場)
04.25. 19:00-21:00 疑惑のうぐいす。ずんだは右ってことでって。。。多数決で良いのか? その後は実験。一昼夜酸素発生させてみる観察&ヒメイチョウにCO2追加で元気になるのか?観察→。
豊田さんZoomセミナー こわーい寄生の話でした。。。(写真が無い)
← 4/26 19:00~ 林さんがウミウシ愛に満ちたウミウシの紹介(→クレープ)。 4/27 19:00~ 西辻さんが餌になっている「藻類は植物じゃない」ことを主張しつつ、主目的は自所属の宣伝??(我々が総研大宣伝紙もしていないのに福井県大のオープンキャンパス案内)。
← 4/27 20:00~ 当室の加藤さんが長時間行動解析のまとめを紹介。徹夜で解析??。愛さんも参戦。
4/27 20:40~ 乗っ取りプラナリアに葉緑体を食べさせて光合成させる?? 夜間観察開始 →
林さん、西辻さん 遠路はるばる講演に来て頂きありがとうございました。土日は我々だけで頑張ります。気を付けてお帰り下さい。
(← 4/28のエンディング)
この後、深夜に大変な事態が・・・
4/29 12:00~ 衝撃的事実が発覚。プラナリアが食べたほうれん草は吐き出された。しかし、暗室に居た2匹は何食わぬ顔。
← 4/29 20:00~ 加藤さんの解析の結果、光の刺激で動き出すことが分かったので、どの波長が刺激になったのかを大型分光設備(大スぺ)で解析。結果は多くの波長で動き出す。振動や概日リズムも検討して今後詳細な実験が必要となった。
4/30 19:00~ ほうれん草を食べさせた後、暗黒化飼育のプラナリアの腸管への葉緑体移動が見られるかを共焦点顕微鏡で観察。どうも入っている?→
4/30 20:00~ グランドフィナーレ
前田さんはもちろんの事、何度もPAM計測をして頂いたキムさん、プレゼントぬいぐるみ作製の星野さんも加わり、最後の最後までケンさんが粘ってくれて前・後半合わせて100万ギフト獲得で終了。
みなさま、おつうし。
この日は所長のおごりで焼き鳥で打ち上げ。その後深夜までお片付け。。。こうして怒涛の1週間が終わりました。
亀井記