SS野外実習Ⅰ 浦戸巡検

浦戸巡検

 松島湾内 浦戸諸島に渡り、地形、地質、海岸植生や海浜生物の観察を行います。”研究”としてのフィールドワークを行う1回目です。化学班・地学班・生物班に分かれて、現場ではどのような調査を行うのか、調査後どのようにまとめるのかを学校の先生方だけではなく、東北大学や海洋研究開発機構(JAMSTEC)の先生方に直接ご指導いただきます。地層においては断層が見られ、机の上で学習していることと、実際に目にすること、専門家の先生方のお話を聞くことができ、知識がより深化します。

 浦戸諸島は東日本大震災の被災地です。地域住民の方々からお話を聞いたり、近年は塩竈市のご協力によって、塩竈市防災センターをお借りしてワークショップも実施しています。防災・減災を自然科学の視点から考え、さらに自然災害の脅威の伝災を考えることは我々災害化学科を有する学校の使命です。