東北大学やジオパーク、美術館、地域住民の方々等、多くのご協力を受けて実践している巡検です。フィールドワークを行い、各所でワークショップを実施。未知なる課題に協働して解決しようとする素地を作ります。
岩手宮城内陸地震によって大規模な地すべりが起こった荒砥沢ダム。同行していただく東北大学の先生、ジオガイドの方々から地質学、地層学、火山等、科学的知見にたったお話をいただくことができます。
同じく岩手宮城内陸地震によって被害を受けた祭畤大橋。地層・地質学的な内容からお話していただきます。
東日本大震災の被害を受けた気仙沼では、復興記念公園から気仙沼市内を眺め、栗駒・祭畤大橋でお話していただいた地質学的に考察します。
リアス・アーク美術館では常設展の見学と学芸員の先生との意見交換を実施。気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館では気仙沼向洋高校語り部クラブの方々に案内していただきます。また大谷海岸と小泉海岸を見学し、防潮堤の違いについて、地域住民の意見がどのように反映されながらも、安全な街づくりのための都市計画を考えます。
南三陸町では、高野会館、旧防災庁舎を見学します。チリ地震津波の経験から垂直避難を実行した高野会館は当時の様子がそのまま残っています。当時の浸水地域予想、実際の浸水地域、そして復興事業に関わる都市計画等を各自比較し、これまでの学習を繋げていきます。