ID-POS意思決定支援クラウドサービスBiZOOPe
【ロジック】実際には大量の計算が必要なのでBiZOOPeが計算します
このページはなぜID-POSなのか?なぜBiZOOPeなのか? 、Q2)なぜID-POSなのか? のサブページです。
ID-POSの理解は顧客理解そのものです。
数字に表れてしまう程強い顧客の声を「難しい」からと言って避けて通る訳には行きません。
その為ここでは、顧客理解の為の数値とロジック、解釈について極力シンプルに以下に列挙して行きます。
■ マーケットセグメントfarとnear
用途
ゾーニング/コーナー化、ターゲティング、ブランドスイッチ等に使われる数字です。
ターゲティング的には”拡大顧客接点”とも言えます。
ロジックと解釈
seg_f はこの枠外のSKUとの間で、ほとんどカテゴリー内併買=買い回りが発生していない事を示す単位で、顧客は正にそれらを求めに来ている為、店舗や売り場の漠然とした利用目的の単位、目的ウィンドウ、ランチェスターで言うところのマーケットセグメントそのものと言えます。(カニバリゼーション限界ウィンドウ、販促限界ウィンドウとも言えます。)
seg_n はこの枠内のSKU間で、カテゴリー平均以上の併買=買い回りが発生している事を示す、買い回りウィンドウです。(カニバリゼーションウィンドウ、選択ウィンドウとも言えます。)
■採用順
用途
チラシやエンドと言った販促商品の採用(昇順)、商品カット・絞り込み(降順)に使われる数字です。
ロジックと解釈
少ないSKUで、多くのマーケット参加者をカニバリなくカバーする為に、より非併買なセグメント順にID数で戦わせて行く逆トーナメント方式で順位を振って行きます。
マーケット(商品と顧客との接点)は、細分化すれば商品数分存在する為、図の要領でマーケットセグメント数=SKU数となるまで計算して行きます。
マーケットを一つ=カテゴリーそのものと見て、商品の実績値の多寡だけで順位を振って行くのがPOS分析の世界です。
■レコメンド
用途
ロジックと解釈
併買が盛んな買い回りウィンドウ=seg_n中で最もID数が多い商品を活性化する事は、併買効果によりウィンドウ全体を活性化する事に通じる為、レコメンド(2nd)が振られます。
中でも目的ウィンドウ=seg_f中で最もID数が多い商品にはカテゴリーを代表する商品として、1stレコメンドが振られます。
これらは何故重点なのか?の根拠がある重点商品と言えます。
3rdレコメンドが振られるケース
レコメンド商品のID数の単純和(図の49,959人)が、マーケット参加者のID数合計(図の49,016人)に満たない場合に限り、採用順に従いレコメンド商品のID数の単純和がマーケット参加者のID数合計以上となる商品迄3rdレコメンドが振られます。
この意味でもレコメンド有商品=最低品揃えです。
3rdレコメンドが発生する=顧客の選択が売れ筋に集中せず、顧客によって幅広いSKUにバラけている事を意味しますので、嗜好性が高いカテゴリーと言えます。
品揃えの豊富さとはSKUの豊富さでは無く、買い回りウィンドウの豊富さを意味しますので、嗜好性が高く、利用ID数の限られたカテゴリー程、豊富な買い回りウィンドウ(seg_n)と引き換えに、ウィンドウ内のSKUについてはより絞り込む必要があります。