はじめに…
なにもおもてなしはできませんが,お時間の許す限り,ごゆるりとお過ごしいただければ幸いです。
そして名刺代わりにこちらを。
研究業績
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主著の紹介
今となっては,「懐かしい!」感すらある,初の編著です。
つまり,はじめて,分担執筆を「この人こそ!」と思う方々にお願いし,編集責任を担った書籍ということです。自分の2つの章を執筆していますので,編集&著書で,編著。2001年8月ですから,30歳の時ですね。
「金澤はラディカルなやつだ」というイメージができあがったのも,この本ゆえのこと。今読むと当たり前のことしか言っていないのですが。つくづく,時代は変わるものです。
今振り返ると,こんな風に思っています。
大杉豊先生と2人で編集をしたという形になっていますが,実際は,筑波技術大学内のPEPNet-Japanの優秀な事務局員の方々の手によってまとめられたようなもの。そしてこの本は,PEPNet-Japanの「第3事業」として,5年の歳月を費やして作成されたものです。聴覚障害学生支援の方法について書いた本はこれまでにもありましたが,支援体制の構築にスポットをあててまとめた本ははじめてなのではないでしょうか。
──そのポリティクスと課題解決への視座
2014年以降、群馬県を中心に、全国各地の手話言語条例制定に関わることになっていきました。条例制定に関わる実践は、これまでの研究で培ってきた会議における意思決定論の実践でもありました。と同時に、「政治」という未知の領域での意思決定を分析していく貴重な機会にもなりました。わかってきたことは、制度はそこに「ある」のではなく、関係者間で構築される生き物のようなものであること。
手話言語条例は全国各地にありますが、1つとして同じではない。それぞれの自治体が持つ文化や、その意思決定に関与する関係者の構成によっても大きく変わってくる。だからこそ、解像度を細かくして分析する意味があるのだと思い至りました。
そしてこのことを、弟子でもある二神先生とともに上梓したのがこちらです。
ある日,学生が無許可で(笑)研究室の書棚に貼った張り紙。
よく見ると小さく,「をめざそう」と書いてあります。「ライバルはサポートルーム…」とも。この「めざそう」が大事!(この一言がなければ,ただの「勘違い」な人です。)
そして今もなお,研究室に貼ってあります。