研究室に所属した場合の2年間の大まかなスケジュールです。
ゼミナール
ゼミの内容やスケジュール,発表順等は学生の互選で選ばれた運営委員と教員とが相談して決めています。毎回のゼミは,学生が自分の研究関心に基づいて発表を行い,それに基づいてメンバー間で討論を行うというスタイルです。4月,5月の読書会では,国語科の授業実践について理解を深めることをねらいに1~2冊のテキストを取り上げ,それぞれが分からないところを聴き合いながら読み進めていきます。これまでに取り上げたテキストはココをご覧ください。
卒業研究のテーマ
これまで本研究室に所属した学生の半数以上が継続的な授業観察に基づく実証的な論文を書きました。将来,教職に就くことを念頭に授業実践力を高めたいという方にはこのような研究をおすすめしています。なお,授業観察という方法でなく,それぞれの興味のある対象に応じた研究をすることも可能です。たとえば,「スイミー」の教材化や小学校国語科教科書の「学習の手引き」についての研究を論文にまとめた学生もいます。これまでの所属学生が書いた論文のタイトルはココをご覧ください。
授業観察
研究室に所属する学生が実際の授業実践について学ぶ重要な活動です。学生は,自分が「素敵だな」,「こんな授業してみたいな」と感じた授業事例の魅力の謎を解き明かすことを目指して卒業研究を行います。なお,観察を行う学生にはICレコーダやビデオカメラ等,研究室の機材をお貸ししています。
大学の近隣にある学校で主体的・協働的な学びを大事にして授業に取り組んでいる先生の教室に継続的な受け入れをお願いしています。
出張研修
年に数回,希望者を募って県外での研修を企画しています。これまではスケジュール中のA~Dのタイミングで実施してきました。
A. 春,メンバーの親睦を深めることを目的に「東京文学散歩」と題して,文豪ゆかりの地や文学作品に登場するお店・場所をめぐる研修を開催しています。
B. 夏には,近畿・東海地域で行われる「授業づくり・学校づくりセミナー」に参加しています。あわせて、古典文学の世界に理解を深めることを目的に会場近隣の名跡等を訪問します。
C. 秋には,関東や北信越で先進的な授業づくりに取り組んでいる学校の研究公開に参加しています。その学校の取り組みの素晴らしさだけでなく,全国から集まる先生方の授業づくりに対する熱意に触れることが目的です。
D. 冬には,ここ数年,長野や新潟など近隣県にある授業づくりに長く取り組んでいる学校の研究公開に参加しています。