投稿日: Dec 10, 2016 1:2:14 AM
12月2日と9日,2週にわたって附属中学校の校内研修会に講師として参加してきました。2日は,先生方を対象として「アクティブ・ラーニング」の背景にある学習科学の知見を紹介し,授業がどのようなものとなるか事例を挙げながらお話をしてきました。9日は,後閑先生の国語の授業を参観し,それに基づいて行われた検討会に参加しました。従来は,授業検討会というものを,その授業時間において実践者の意図が達成されたか否かという点を参観者それぞれが評価する場として捉えがちであったように思います。附属中学校では研修部を中心に,この捉え方を転換し,先生方が参観した授業において捉えられた子どもの学びの姿についてのそれぞれの物語を聴き合い自分の授業実践を振り返ることのできる学びの場としての検討会にしていこうという取組を進めています。9日の検討会の場では,複数の先生から「主体的・協働的で深い学び」の実現のためにこれまでの授業における「当たり前」を見直す具体的な提案がなされました。来年度の研究公開を楽しみに感じる2日間でした。