変わる!

感動物語「みんなのできたっ!!」

「大さじ 1杯!!」

「覚えるの苦手なんです」

Aくんのご家族の言葉です。


自分たちでお菓子を作ってみようクッキングの日

Aくんの好きなみたらし団子を作ることになりました。

職員の「大さじ」のことばと実物を見せて

後に続けてね」

Aくんたち「大さじ」と言って大さじを取ります。

先生   「小さじ」

Aくんたち「小さじ」と言ってさじを取ります。

実物を見て職員のことばに従って言っているのかと思っていました。


「自分でやってみる?」と聞くと

「うん!」と答えてくれたAくん。


「次は、醤油を大さじ1」と言うだけにしました。

何も教えていません。

自分から大さじのスプーンを手にとるAくん。       ↗

試しに

「大さじはどっち?」

「小さじはどっち?」と聞いてみると

即座に「こっちが大さじ、こちらの方が小さじ」と答えてくれました。

「そうそう当たってる!」

Aくんも満足気な顔。


短いクッキングの時間に

大さじと小さじを覚えたのです。

私たちはご家族のことば通り覚えるのが苦手なんだと思っていたので、とてもうれしく、未来がパァーと明るくりました。


帰るときにも

「大さじ 1杯!!」と鼻歌まじりで帰っていきました。


好きなもの・ことを通して

また1つ”できた!”を積むことができました。

一つの好きなことが、たくさんの成長に繋がった

社一年目の頃、

「このお子さんは何が好きなんだろう」「何が得意なんだろう」「何に困っているのかな」と探りさぐり、仕事をしていました。


この頃は、ただひとつ。

 「楽しんでもらえることを提供すること」に徹しています。


宿題を終わらせてのお楽しみの時間

 「先生、印刷したーい」

彼は、自分の好きなキャラクターを印刷して、それをハサミで切る遊びが大好きです。


私も、うれしそうにハサミで切る彼を見るのが好きだし、彼の「うれしい理由」に携われてうれしいです。

んでもらえるなら…と、

彼が来る日のお楽しみの時間の印刷物を用意しました。                       

                  ↗   

気づいたら、

「印刷してください」「はさみ貸してください」

相手への要求がスムーズに言えるようになってきています。

しかも丁寧なことばづかいに変わってきています。

ハサミを相手に渡すときは、自分が刃先を持って、安全に手渡すことが当たり前のようにできるようになりました。

切るとき、難しいところは手伝っていたのですが、

今では自分の力だけで、切り終えることができます。

とても器用になりました。

「ありがとうございました」

お礼の言葉も忘れずに言えるようになった姿、とてもすてきです。

一つの好きなことがこんなに多くの成長につながって、職員冥利に尽きます。

まだまだ、成長します。

あの子もこの子も。

子どものために

はお母さんたちが戦う番です

 乳幼児期に関わった療育スタッフからそう送り出されたご家族がいた。

学校へどれだけ「意見」が言えるかで、親の価値を見出している時代であった。


ームを作るのが、大人の仕事です!」

 子どもたちに必要なのは、外部に対して直球で戦うご家族ではない。

 「戦わずして勝つ」つまり、「協力しよう」と周りに思ってもらい、チームで支え合っていけるようにするのが家族の役割だと、繰り返しお伝えしてきた。

 開所当時、そのことの意味を理解できる家族は、まだ少数だった。

 だから繰り返し繰り返し、毎年毎年お伝えしてきた。

 開所から10年近くたった今、

 チームで支え合っていくのが家族だと考えるご家族が確実に増えてきた。そして、広がった。

                            

変わったことは、

 チームで働きかける大切さ

 土壌・基盤・考え方


ご家族だけではない

校・政・域のその他サービス、様々な方々が敵ではない

「戦う必要はない!!」

仲間・ チームとして考えてくれている。

その方々に支えられ、
PK・PK2のお子さんやご家族は日々を過ごせている。


 10年前の非常識が常識になりつつある


 PK2で楽しんでくれてありがとう

 PK2を選んでくれてありがとう

 PK2をチームに入れてくれてありがとう

 

 たくさんの「ありがとう」に囲まれている