基本情報
黒い粒つぶ
緑木と赤木
和綿茶の色
和綿 白 (たぶん伯州綿)
島根県松江市の親戚から2007年に譲り受け、栽培を続けています。
地理的にも、鳥取県境港で知られている伯州綿と思われますが、土質や栽培方法の違いのせいか、繊維の質はもらった当時と比べて多少変化したように感じます。
和綿 茶
糸紡ぎの先生である綿工房さんから2008年頃に譲りうけたタネ。たぶん真岡産。綿工房さんは日下田氏のもとで修業されたのとのことで、そちらからかと。
同時期に農工大のイベントでも和綿の茶のタネを入手していたので、混ざっているかもしれませんが、これもやはり元は同じなのではないかと思われます。
和綿 シソ綿
ふとんのマスダさんが配布していたタネを頂き、2009年から栽培を続けています。
木が赤みを帯びているから紫蘇綿と呼ばれているらしい?
ただ、栽培当初から、赤みがかった木と、赤みの少ない、緑の木がありました。そういうものなのか、又は他の種が混ざってしまっていたのかは不明です。
大島和綿
5,6年前のイベントで、綿の糸紡ぎを実演されていた方からいただきました。
が、同時期に友人からも同じ「大島」のタネを貰っていて、しばらくどちらもベランダで栽培、特に違う特徴もなかったので、いつの間にかごっちゃに。
どちらも大島であることには変わりないのですが、それまでの栽培方法等は違ったかもしれません。まあそれもウチで数年栽培しているので、現在はその影響はほぼないと思います。
大島は全て緑木。
河内和綿
2021年、稲垣機料さんで買い物した時におまけでいただきました。
河内和綿 茶
2021年、稲垣機料さんで購入した実綿からタネを播きました。
和綿白(伯州)
和綿 シソ綿
ひとつの綿の実は3室から4室に分かれていて、一室に一房、一房に5~9つ程度のタネが含まれています。
実の大きさ、繊維の量、質などは個体差がありますが、大きいもので一房約1.7~2.6g、内タネは約1.0~1.6g、繊維は約0.6~1.2g程度でした(2013収穫分)。
繊維の長さは測るのが難しく正確ではないのですが、長いところで約15mm強~20mm。
和綿茶
房の数タネの数などは白とほぼ同じようです。
和綿の茶は繊維が短いとよく言われているのですが、実際、ウチの綿もやはり少ーし短いようです。
といっても長いところで約15mm弱。本当に、気持ち、白より短いという感じです。個体差といってもいいくらい。
和綿は全般的に縮れが強く、弾力のある傾向のある繊維です。繊維が短いとはいえ、細めの糸も紡げないことはありません。
コシがあって繊維内の中空を保ちやすいので、ふんわり太目の糸を紡ぐのに向いているように思います。
左から
和綿白(細め)
和綿白
和綿白と和綿茶
和綿茶(太め)
栽培方法の詳細については栽培ページへ。
発芽→本葉数枚でカエデ葉へ
順調に成長し開花
和綿の花はほぼ同じでクリーム色で中央がエンジ
花後、結実。充実していくうちに重みで下向きになる
40~50日後、開絮
和綿は下向きに開く傾向があるけど…
思いっきり上を向いてたり
横向きの実もある
綿の実に混ざって小さな黒い粒があります(元ブログ記事)
タネにも短い産毛しか残らないものや、ふっくらした産毛が残るものがあります。
モノによって形や産毛の生え加減も若干違いますが、タネのなりそこないのように見えます。
最初に気づいたのは、シソ綿に赤みの強い木と緑の木があったため。
シソ綿のタネは布団屋さんからの貰い物なので、他の和綿品種が混在していた可能性もありました。
2017年に大島和綿のタネを貰って播種・観察していると、こちらはすべて緑色。
同じ頃に入手した鴨川和綿農園さんの冊子に和綿の詳しい品種表が載っていて、そこで赤木と緑木という区別も言及されていました。
木の幹、枝、花のガクなどの赤味具合もバラつきがあるが、一番わかりやすいのは蕾をつつむ苞だと思う。
日照不足によって赤みが出づらくなる可能性が複数年にわたり観察されている。
長梅雨の年などには、例年赤くなるはずの木でも赤みが薄く、緑木との違いが不明瞭。
秋には紅葉によって緑木も赤くなるため、判別が困難になる。
紫外線、または酸化の影響か、ぶらさがった実の外側の色が濃くなっているのを畑でよく見かけます。収穫時、薄い色に見えても、徐々に色は変化しているようです 。
一方、和綿茶で紡いだ糸の巻物はそれほど変わらないのですが、タオルの方は使用と洗濯を繰り返すうちに、茶の色はだいぶ薄くりました。
畑の目印に使っていた茶綿の糸も風雨に曝されると色が褪せていくので、濃くなり続けるというわけでも、色を保持し続けるわけでもないようです。
緑がかった和綿の茶
これまで和綿茶の緑がかったもの、カーキのタネを栽培しても、翌年同じ綿はできませんでした。これも緑綿の色の違いと同じく環境要因によるのかもしれません。今後も毎年観察を続けます。
※緑が混ざるのは、緑綿との交雑かと思われるかもしれませんが、和綿は、和綿以外の綿とは染色体数が違うため、交雑は起きないと一般的には言われているようです。
でも絶対に有り得ないことなのかどうか、私にはワカリマセン。