- テレビやインターネットでは,海外の凶悪な事件や大きな事故などが報道されて「海外は怖い」と漠然とした思いを持っている方も多いかもしれません。
- そういった報道されるような大きな事件・事故に振り回されるのではなく,たしかな知識と堅実な備えによって,日頃の安全性を確保しましょう。
- このウェブサイトには,そのために必要なことが記されています。多くの内容は,海外交流プログラムを担当する教員が実施する事前教育等で確認されたり,文書を共有したりするかとは思いますが,参加者一人ひとりが再度確認をおこなってください。
- 国や地域別の安全性に関する情報収集
- 外務省が海外の現在の情勢について情報を提供しています。外務省が渡航をお勧めしない国や地域への渡航はやはり中止を検討すべきです。
- 滞在場所近辺の安全性に関する情報収集
- 多くの地域では,通りが一つ違うだけで急に危険な区域になったりします。滞在場所周辺では,どの区域に犯罪が多く起きているか海外の不動産サイトなどで調べることが必要です。
- 一般的に,海外の大学キャンパスは安全な場所とは言えません。渡航先が大学キャンパスであれば,そのキャンパスで過去5年ほどに起こった事件・事故の統計を調べましょう。
- もし滞在場所に住む友人や関係者がいる場合には,直接最近おこった事件や事故にどのようなものがあったか聞きましょう。
- プログラム内容の確認
- 大学等が設定したプログラム内容は,あなたにとって魅力的なものかもしれません。しかし,あなたの家族にとっては,許容しがたい危険なものであると思う内容も中には含まれるかもしれません。
- あなた自身のことを知ろう
- あなたが知らないアレルギー体質があるかもしれません。家族にもう一度自分に過去アレルギー反応や薬物への副作用がなかったか確認しよう。
- その他,これまで医者から言われたことのある注意事項などが無いか家族に確認しよう。
- 事故や怪我が起こった場合の手続きを予習しよう
- 病院
- 病院ではいろいろなことを聞かれます。以下のようなウェブサイトが参考になります。これ以外にも多くの役立つウェブサイトがありますので,あなた自身の必要性に応じて探してみましょう。
- 保険
- 緊急連絡先は一覧表にし,A4程度の一枚の用紙にすべて記入し,それを財布などに常に入れて携帯します。
- 緊急連絡先でも特に大事な連絡先はスマートフォン等の電話帳やEメールアドレス帳に記録して,即座に連絡が取れるようにしましょう。
- 自分が所属する大学側の先生の中で,どの先生が様々な判断をおこなう責任者であるのかをはっきりさせておきましょう。渡航先で,◯◯でイベントがあるから参加しないか?というようなお誘いはよくあります。その際,判断をその先生に必ず仰ぎましょう。
- 人は過去の事件や事故を忘れたいものなのかもしれません。身近で最近起こった重大事件について,人はあまり話したがりません。しかし,そのように過去の現実を直視しないことが次の事件事故に繋がります。
- 自分の参加するプログラムに,これまでどのようなトラブル事例があったか尋ねましょう。トラブルには至らなかったものの,もう少しでトラブルに至りそうな事例についても聞きましょう。
- 滞在先で可愛い,よく手なづけられた小型犬とみんながたわむれている!自分もナデナデしたい!
- 絶対に触ってはいけません!もしも噛まれた場合にはすぐに病院で狂犬病に備えた処置をしなくてはいけなくなり,滞在日程が大きく影響を受けるかもしれません。
- クレジットカードの明細を見よう
- 現金での支払いは危険ですので,できるだけクレジットカードやデビットカードで支払いましょう。
- 海外では計算間違いが頻繁にあります。店頭でもかならず金額を確かめて,おかしい場合には,その場で申し出ましょう。後日,クレジットカードの支払い額に納得がいかない場合は帰国後すぐにカード会社に相談してください。