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東京2020大会の競技会場となった東京アクアティクスセンターが、令和5年4月1日に再開業しました。4月11日から16日までは、再開業イベントとしてプール・トレーニングルームが無料開放されました。また最終日にはリオデジャネイロ・東京のオリンピック2大会に出場した寺村美穂さんによるトークイベントが開催されました。
とくら水泳研究所のメンバーがそのうちの2日間、たっぷり体験してきましたので感想をお伝えします。
セントラルスポーツ 所属選手として、オリンピック2大会に出場した寺村美穂さん。試合で見る寺村選手と同一人物とは思えないほど、ほのぼのとした空気をまとっていました。
お話は、イベントに参加していたコーチや選手、そしてジュニア選手の保護者の方など、みなさんが関心を抱くような楽しい内容でした。体験談を話す寺村さん、選手目線の中にもコーチ目線が備わっていると感じました。たとえば「定期的に同じ練習メニューで泳いで調子を確認する」といったエピソード。練習メニューを、その意図まで自分のものにして自主的に取り組まれていたのだと思います。
セントラルの「キツイ練習」は参加者の方にも有名なようで、質問にあがりました。寺村さんのメニューは、どちらかというと量より質のキツさだったようです。50mを40秒サイクルで回ったり。※もちろんそれは「クロールで」だそうです。個人メドレーのバタフライは「リズミカルに、疲れないように、でも速く」というコメントが、私のイメージとぴったりで嬉しくなりました。
プール(メイン・サブ)、トレーニングルーム、メモリアルギャラリー、屋外デッキ、駐車場、シャトルバスまで、体験・見学してきました。
メインプールが綺麗とか、泳ぎやすいとか、プールサイドが広いとか、月並みな感想だけでも止まらなく出てきそうですが、ココが最高!と感じたのは天井です。芸術的な構造のプールも好きですが、背泳ぎがまっすぐ泳げそうな天井は助かります。
サブプールとメインプールはそれぞれ独立していて、ロッカーも似ているので「どっちに居るのだっけ?」と思ってしまいそうですが、プールまで来ると雰囲気が全く異なります。サブは練習に集中できそうな色合いです。その日は隣のコースで寺村さんがレッスンをしていたので、がんばって良いフォームで泳ぎました。
トレーニングルームのマシンは、まさにプール併設仕様といったラインナップ。「マシンを選定した担当者(おそらくスイマー)は楽しかっただろうな…」と想像してうらやましくなりました。ぜひスイマーのために厳選された器具を体験してください。
寺村美穂さんに、東京アクアティクスセンターのタオルにサインしてもらいました。額に入れたら、まあ、なんと美しいことでしょう。心が負けそうな時にはこのサインに励ましてもらいましょ。
帰りには、新木場駅行のシャトルバスに乗せてもらいました。オフィシャルサイトに詳しい乗車場所の地図や時刻表などの案内があります。交通アクセス│東京アクアティクスセンター
東京アクアティクスセンター再開業イベントめいっぱい楽しませていただきました、ありがとうございました。練習に、試合に、また伺わせていただきます、よろしくお願いします。