担当者:弘前大学 上條信彦(弘前大学人文社会科学部 教授、同北日本考古学研究センター センター長)

協力者:田舎館村地域活性化団体「田園」未来を築く会

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所在地:青森県南津軽郡田舎館村大字垂柳字長田「遊稲の館」

遺跡情報:実験水田は、弥生時代の中ごろ、本格的な水稲農耕が行われていたことで知られる国史跡垂柳遺跡の上に位置します。当時と同じ区画、面積の水田が復元され、先人の稲との関わりを大切に、現代までの稲作文化を大勢の皆さんと、遊び心で学んでいます。津軽在来の色素米を使った「田んぼアート」で有名です。

実験概要:津軽在来種(熱帯ジャポニカ系)を2枚の水田(3.5m×3.5m)で栽培。水田は現代の肥料成分をできるだけ除くため、2年前より作付けしていません。2022年度は5月下旬に田植え、9月下旬に稲刈りを行いました。無施肥、無除草でどの程度の収穫量があるか、ほかの区画と比較します。垂柳遺跡では石包丁が出土していません。剥片石器を調べた結果、刃部にイネ科植物を切断した際に現れる痕跡が見つかっています。そこで当時と同じ剥片石器のナイフを復元製作しました。稲刈りは2種の方法(穂首刈り・高刈り)で収穫します。今後、播種や耕起についても実験していく予定です。

 実験水田の場所

最近の実験状況

 O月O日

実験の説明文

 

実験の説明文