実験地の概要
担当者・協力者:あいち朝日遺跡ミュージアム
原田 幹(同館職員)
所在地:愛知県清須市朝日貝塚1番地
水田情報:体験水田は、あいち朝日遺跡ミュージアムの屋外展示の一つで、来館者が弥生時代の生活・文化を体感・体験する場として整備されました。水田の面積は約158㎡で、12枚の小区画水田があります。畑土にベントナイト(土壌改良材)を混ぜたものを耕作土とし、水道水を給水しています。ミュージアムの指定管理者である朝日遺跡ミュージアム共同事業体が管理し、ミュージアムのボランティアの助力を得て運営しています。
実験概要:あいちのかおり、緑米、赤米(種子島)の3種類のイネを栽培しています。無耕起、復元木製農具、鉄製農具など、耕起する条件を変えて、生育、収穫量の違いなどを比較しています。収穫時には、磨製石庖丁、大型石庖丁、粗製剥片石器等復元石器による収穫実験も実施しており、今後木庖丁や鉄製穂摘み具なども導入していきたいと考えています。また、定期的に土層、土壌の観察を行い、水田としての土壌がどのように形成されていくのかを検討しています。