担当者 渡辺淑恵(西沼田遺跡公園・白石哲也(山形大学)

協力者:山田昌久(東京都立大学)・菊地有希子(株式会社パレオ・ラボ)

所在地山形県天童市大字矢野目32957番地 

水田情報実験は、西沼田遺跡公園内の復元水田で行っています。西沼田遺跡からは井堰や水路とともに畦畔状遺構が確認されており、井堰の復元展示も行っています。水田への給水は、遺跡に隣接する旧前田川から随時ポンプアップし、公園内の河川に流し、その水を井堰で堰き止め水路に流しています。

実験概要実験は2021年から始めました。2021年は赤米(種子島)を栽培しましたが、登熟不良が多かったため、2022年は赤米(国分寺、北上)を栽培しています。実験水田は8区画で、弥生時代と古墳時代の稲作を想定しています。具体的には、不耕起、耕起(木製刃/鉄製刃)の条件下で、直播と移植の栽培を行っています。各条件、品種での収量比較の他、水田土壌の形成についても長期的に検討していきます。