実験地の概要

担当者宮崎県立西都原考古博物館 松本 茂

協力者:岡山理科大学・西都市建設課・西都市社会教育課・妻北地域づくり協議会・宮崎大学地域資源情報活用センター、他多数の個人

所在地:宮崎県西都市三宅

水田情報実験水田は西都原古墳群が展開する台地から1段降りたところに設定。灌漑用水の上流側には水源を同じくする「児湯の池」、下流には「稚児ヶ池」が所在し、かつては池干しによる漁労も行われていました。

実験概要:赤米2種類(温帯ジャポニカ・熱帯ジャポニカ)および比較対象としてあきたこまちの3種を水田で栽培。9つの小区画に分け、3種の稲を3種の方法(穂首刈り・高刈り・根刈り)で収穫し、ひこばえ(シッテ米)の収穫量などに関するデータ収集を計画しています。収穫は石庖丁。なお、水田実験と併行して、県内の水田漁労や鳥猟についても、民俗学を専門とするメンバーに調査をお願いしています。