私達は日々の生活で情報の多くは目から得ています。そして高齢化もあり、目が見えにくくなることは誰にでも考え得る問題です。見えにくくなったとしても、道具(パソコンやスマホなど)を使って 様々な情報を得られるようになって頂くお手伝いです。IT機器を使うことで日常生活をエンジョイできるよう、使い方を覚えるためのサポートをしています。
マンツーマンで
時には付き添いの人も一緒に
自宅でZoomで勉強
大勢のサポーターに囲まれて
ITサポートグループとは
どんなことをやっているのですか?
神奈川県内の視覚障がい者を対象として、パソコンやスマホを覚えたい、操作方法について教えてもらいたいなどの要望に対してサポートをしています。(体験学習、通常学習、フォローアップ学習など)
これまでにサポートを受けたみなさんの声です
・できないと思っていたパソコンを使えるようになって希望が沸いてきた。
・友達や親戚とメールの交換をしている。
・インターネットでいろいろなことを調べている(YouTube、乗換案内、新聞記事、レシピなど)。
・サピエ図書館を利用して点字図書やデイジー図書などを 好きな時に好きなだけ読んでいる。
・俳句や短歌を墨字で印刷できて嬉しい。
・年賀状、暑中見舞い、案内状が印刷できるようになって便利になった。
・若い人との共通の話題が持てるようになった。
・家族で一番早くニュースを知ることができるようになった。
いつ どこで活動しているのですか?
水曜日の午後と日曜日の午後に 神奈川県ライトセンターです。まったく初めての人もサポートを受けることができます。マンツーマンで個人サポートします。
相談や申し込みはどうすればいいですか?
お問い合わせは奉仕団事務局の窓口です。(電話 045-364-0026)
後日、ITサポートグループの担当者から折り返し電話を差し上げます。クラスが満員の場合には、しばらくお待ちいただくこともあります。
毎週Zoomミーティングで、勉強や情報共有をしています。
コロナ以前は毎年宿泊研修をしていました。
なぜITサポートボランティアが必要なのですか?
一般の講習会、マニュアル、参考書は 読み上げソフトによる操作を対象にしているものが少なく、視覚障がい者のパソコン操作方法を理解できる指導者が少ないのです。
サポートボランティアはどんなメンバーですか?
グループのボランティア登録数は、2024年4月現在 男性11名 女性13名、合計24名です。
神奈川県ライトセンターで毎年実施の ITサポートボランティア養成講座修了が必要です。
ITサポートボランティアになるためには何が必要ですか?
視覚障がい者への理解があること。継続的にボランティア活動が可能なこと。
日常 パソコンやスマホを使用していて基本的な操作ができること。(インターネット、メール、Word、Excelなど)利用者さんの希望に応える為にも、視覚障がい者専用のソフトや情報について常に学ぶ意欲を持っている事です。
画面を見ないでどのように操作するのですか?
全盲の場合
パソコンは、画面やマウスを使わずに、画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)とキーボード入力で操作します 。
最初はキーボードを見ないで文字を打つ タッチタイピングの練習から始めます。
スマホは、画面読み上げ機能により 画面をタッチして操作します。
弱視の場合
見やすくするために、画面の文字を拡大したり 背景や文字の色を変更したりして操作します。
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