しじま
作詞・作曲 せんすい
作詞・作曲 せんすい
上辺に見えた小さな声は
身近な叫びを消した
仄めかすように音を立てていた
聞こえていたのに遮った
頑なに君の本当を見過ごして
平らで何も無いこの道を
僕はジグザグに歩き出す
見たことのない日常と
出会い 別れる
時間の流れに抗って
君の想いを告げたくて
がらんと広がる静けさに
聴き入るように
名付けたのなら どうしてなのか
預けて忘れてしまうのか
道端に石ころが一つ
再会の時を願いながら
臆病な君の揺らめきが
近くで僕を見上げると
黙り うずくまる
傷んだものを一つずつ
大事に抱えて連れていく
使い古した沈黙は
いつか消え去る
時間の流れは少しずつ
君の想いに水をやる
がらんと広がる静けさに
芽吹き始める
平らで何も無いこの道を
僕の心が走り出す
見たことのない日常を零さぬように
君に会いに行こう