宝塚大学看護学部教授
日高 庸晴
2024年8月に発売された書籍『LGBTQ+の健康レポート 誰にとっても心地よい医療を実装するために』(医学書院)を中心にお話しいただきます。
本著では、セクシュアルマイノリティ当事者が置かれた社会的な状況を解説しながら、当事者が医療を必要とする場面、医療や教育、福祉の現場での実装について、長年の調査をもとにまとめられています。当事者が医療にアクセスしやすくなる環境の実現を目指して作られたご著書についてお話いただきます。
分科会中、書籍『LGBTQ+の健康レポート』より、調査データを引用いたします。詳しいデータの閲覧を希望される場合は、お手元に書籍をご準備ください。
日高 庸晴(ひだか やすはる)
現職:宝塚大学看護学部教授、京都大学医学部非常勤講師
略歴:京都大学大学院医学研究科博士後期課程修了、博士号(社会健康医学)取得。カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部エイズ予防研究センター研究員、公益財団法人エイズ予防財団リサーチレジデント等を経て現職。
文部科学省が2016年4月に発表した性的指向と性自認に関する教職員向け資料の作成協力、監修した法務省企画の人権啓発映像はYouTubeで約268万回の再生回数にのぼっている。これまでに文部科学省・厚生労働省・法務省・人事院・警察庁や最高裁判所に設置されている司法研修所、地方公共団体が主催する研修講師を多く務める。2023年には内閣府「性的指向・ジェンダーアイデンティティ理解増進連絡会議」における初回の有識者ヒアリングでこれまでの調査結果を報告した。
監修したDVD教材「LGBTs(エル・ジー・ビー・ティーズ)の子どもの命を守る学校の取組 当事者に寄り添うために~教育現場での落とし穴」は文部科学省特選を受賞、 NHK「ハートネットTV」「視点・論点」など新聞やテレビなどマスコミ出演多数。