オンライン企画・蚕糸学生交流講演会・ピッチコンテスト
・ピッチコンテストでは、自分の研究が今後どのように面白く展開していくのか、研究の意義や将来性、夢を語っていただきます。
・方向性は基礎・応用なんでも構いません。上記を達成するための独自のアプローチを提案して、パッションで聴衆を引き込みます。
・最も評価が高かった演者に最優秀ピッチ賞を授与します。
2025年度最優秀ピッチ賞(学部・修士学生部門)
受賞者:中野泰紀
受賞時の所属:北海道大学農学院応用分子昆虫学研究室
演題タイトル:xxxx
受賞者インサイト:
初の蚕糸若手の会への参加でしたが、同世代との交流で自分も研究頑張ろうとモチベになりました。ピッチコンテストでも、他の分野とのつながりを考えることで自分の研究を見つめ直すいいきっかけになりました。このような機会を作ってくださった運営の方々には深く感謝申し上げます!
2025年度最優秀ピッチ賞(博士学生部門)
受賞者:黒光玲緒奈
受賞時の所属:北海道大学農学院応用分子昆虫学研究室
演題タイトル:xxxx
受賞者インサイト:
このたびは素敵な賞をいただき、本当にありがとうございます!これまであまりこのような機会がなかったため、楽しく作らせていただきました。プレゼン作成時のワクワク感が少しでも伝わる発表になっていたらとても嬉しいです。
2024年度最優秀ピッチ賞
受賞者:四十物風花
受賞時の所属:北海道大学農学院応用分子昆虫学研究室
演題タイトル:カイコ遺伝子ネットワークモデリングプラットフォームの構築
受賞者インサイト:
この度はピッチコンテスト最優秀賞をいただくことができ、大変光栄に思います。
「研究の将来性・意義・夢を語る」が本ピッチコンテストのテーマでしたが、将来性や面白さを3分で聞き手に伝えるには、専門的な話を要約して詰め込むよりも、夢をストレートに想像できるストーリーのほうが良いと考え発表に挑みました。当日の発表では未熟な部分も多々あったかと思いますが、一人でも多くの人に私の研究の面白さが伝わったら幸いです。
今回の発表は、初めて指導教員から研究テーマを与えられたときのわくわく感を思い出しながらストーリー構成を考えました。研究に関して今よりも素人だった私に、端的かつ明瞭で、面白いと思わせるビジョンを共有してくださった指導教員の説明力があったからこそ、私はこの研究テーマを選んだのだと思います。
私たちは普段、より専門的な研究を行っているが故に、研究の価値を複雑な過程や狭い分野に見出しがちです。その一方で、専門分野外の人にも自分の研究は有意義であり、将来性があると理解してもらう必要があります。正しい表現ではないかもしれませんが、発展的な構想を自身の研究に見出し説明する力は、周りの誰かを巻き込み味方につけるという点で、研究者にとって大切な能力の一つであると私は考えています。本ピッチコンテストでは、自分の研究テーマを別の視点から見つめなおす良い機会となりました。未熟な私ですが、将来はだれかに夢や希望を与える研究者になれるよう、日々精進していきたいと考えています。
2023年度最優秀ピッチ賞(博士学生部門)
受賞者:中西登志紀
受賞時の所属:北海道大学農学院応用分子昆虫学研究室
今の所属:東京大学定量生命科学研究所遺伝子発現ダイナミクス
演題タイトル:カイコ核多角体病ウイルスのポリヘドリンプロモーター活性化システムの解明
受賞者インサイト:
2023年度蚕糸学生交流講演会でピッチコンテスト最優秀ピッチ賞を受賞出来たこと大変嬉しく感じております。参加したきっかけは、新しく始まったコンテストで、面白そうだから挑戦してみようと、何となく思ったことです。最初は気軽な気持ちで発表準備を始めたのですが、作業始めてすぐに、3分という短時間で自身の研究の面白さや、かける情熱を人に伝えることの難しさに気づきました。研究を俯瞰して全体像を伝えた方が良いのか、面白い点のみに絞って伝えた方が良いのか、あえて聴衆を意識せず自分の情熱を熱く語った方が良いのか、など普段の発表ではほとんど考えたことのないことを何度も繰り返し考えて発表準備しました。発表当日は参加者による個性豊かな発表に大変驚きを感じました。どの発表も各参加者が私と同様に思い悩んで、工夫を凝らして準備されたのだなと肌で感じ、各発表者の研究にかける想いを知ることが出来る素晴らしい発表でした。他の参加者の方の研究への想いを知ることで、自身の研究への想いも再確認でき、またアップデートすることが出来ました。この経験は実際に参加し、発表準備の過程で思い悩んだ結果得られたものであったと思います。このコンテストが今後も長く続き、より多くの方が自身の研究への想いを再確認する、新たに発見する機会を持たれることを僭越ながら祈っております。
私は現在所属を変えて、新天地で研究を続けています。新しい人に出会うたび、その方が持つ研究への想いを感じとることができ、刺激を受けて研究を楽しんでいます。この感受性を育むことができたきっかけはこのコンテストであったと思います。今後もこの感受性を大切にして、研究生活を続けたいと思います。