「お宮参り」「七五三

 「お宮参り」は元来「産土詣り」(うぶすなまいり)と呼ばれ、生後男児31日目・女児33日目に 産土様 (お住まいの土地の神様を祭る神社)にお宮参りし、無事な出産のご加護に感謝し、赤ちゃんがすくすくと育つようにお祈りする日本人の古くからの大切な人生儀礼です。

 男の子は生後31日目、女の子は33日目にお参りするのが古くからの風習でしたが、最近ではこの日にこだわらず、赤ちゃんとお母さんの体調、天候などを考えてされている方が多いです。

 「七五三」の行事は、 三歳、五歳、七歳と成長の節目に近くの神社に参拝して、無事成長したことを感謝し、これからの将来の幸福と長寿をお祈りするのが七五三の行事。もともとは、宮中や公家の行事でしたが一般的に広く行われるようになりました。

 乳幼児の死亡率が高かった昔は、七歳までの子供は神の子とされ、七歳になって初めて社会の一員として認められたそうです。

 七五三の行事は、三歳の男女ともに「髪置き=髪をのばしはじめる」、五歳男子「袴着(はかまぎ)=はじめてはかまをつける」、七歳女子「帯解き=帯を使いはじめる」のお祝いで、明治時代になって現代の七五三として定着しました。