お 籠 り

お籠り(おこもり)

新型コロナウィルス感染予防にて、令和2年2月から休止、再開できないままに、令和3年12月にて解散となりました。

新型コロナウィルス感染症が早く終息する様に、お籠り参加者を中心に折った「千羽鶴」を奉納しました。令和3年12月


 毎月末、逆井冨士浅間神社にて、お籠り(おこもり)という女性限定の行事が行われています。

産土神社参拝の作法を、お唱えしています。戦時中は、出兵者の無事も祈っていたようです。

 順番に、氏子10軒で「お供物奉納、境内清掃・本殿拝殿清掃、お茶出し、後片付け」を担当していますが、これには男性も可能。終了後、お供物を頂きながら、情報交換します。

 地元に、真言宗の観音寺が開基されたのが1595年。浄土宗の「南無阿弥陀」の文言が入っていることから、その前から崇(あが)められていたと考えられる。

 当時、仏教が排撃されたばかりでなく、由来がよくわからない怪しげな神様もまた排除の対象となっていた。お寺が打ち壊されるばかりでなく、由緒正しくない神様を祀っていた神社も「あんたのところもちゃんとした神様を祀りなさいよ」と取り締まられ、改名を余儀なくされたりしたそうである。

※ 参考 安丸良夫 『神々の明治維新: 神仏分離と廃仏毀釈』

年々、参加者が減っています

おぼすなさま(産土様)参りの唄

紙縒り(こより)を、手繰りながらお唱え

途中で、のどを潤します

お茶を頂いたら、再度、お唱え

終了後は、お供物を頂きながら、歓談

おぼすなさま(産土様)参りの唄

おぼすなさまへ参るには

一の鳥居をくぐりて

二のしめ くぐりて きりちょずー

三度回りておがむべ

南無阿弥陀 念仏

南無阿弥陀

ごゆわい おねぶつ ありがたや

おぼすなさまへ参りては

はつしの頭(こうべ)を地につけて

陶の蓮華を差し上げて

拝み申すよ ありがたや

南無阿弥陀 念仏

南無阿弥陀

ごゆわい おねぶつ ありがたや

  違っていましたら、ご容赦ください

おぼすな様

産土様(うぶすなさま)が、なまってこう呼ばれているようだ。

自分の生れた土地の神様、或は住んでいる土地の神様をそう呼んでいる。

産土神と鎮守様・氏神様

 「うぶすながみ]或は「おぼすなさま」と言って、自分の生れた土地の神様、或は住んでいる土地の神様をそう呼んでいる。

 又、同じ氏(同姓)の人達が一緒に祀る神様を氏神様(人の方を氏子)という。いろいろの違った氏の人達が、共同で祀る杜を鎮守様と呼んでいる。しかし今は、産土神も、鎮守様もあまり区別して考えていない。

神社に沢山の神々が祀られているのは、明治維新の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の時、お寺を追われた神々の難をかばい、お招きしたからであるということらしい。


せんげんさま

1. おんある あるいき そわか  どうろくさま

2. おんべい ちゆべい ちゆべい そわか  こうしんさま

3. おんけん けんけんばう あきりき そわか  さんやさま

4. おんさん おんさん さんさき そわか  ねの神さま

5. おんまき あがらや そわか  虫神さま

6. おんある あるるきや そわか  ほうそさま

7. おんはあさん かばさん そわか  べんてんさま

8. おんそら おんそら そばてい そわか

2015-07-27 旧拝殿にて発見