ディナーテーブル症候群

家族団らんに参加できないろう者の経験をもとにした現象学的研究

参加メンバーのコメント

(50音順)

秋山 なみ

(私の経験してきたことと同じだ) これが「ディナーテーブル症候群」のことを聞き、また、論文を実際に目にしての率直な感想でした。すべての「私」たちに届きますように。コミュニケーション環境の実態を見つめなおすきっかけとなりますように。

岡 典栄

かつて多くの聞こえない子どもたちが学び、暮らしたろう学校の寄宿舎。統合教育が主流になっていく中で、マジョリティへの同調圧力と、彼らの孤立化はより深刻になっているようです。当事者の語りからそれを解く鍵は見つかるのか。

賀屋 祥子

ろう難聴の友人たちからも語られ、臨床の場でもまた多く見聞きしてきたこの大切なテーマを研究として世に出したMeek氏に敬意を表し、日本のろう難聴者、また周囲の方にもこのテーマが届くことを願います。

杉山 安代

聞こえるきょうだい=SODAとして一緒に座っていたディナーテーブル。ここで起きていたことの意味を知りたい・伝えたいと思って参加しました。聞こえる親御さんや大人になった兄弟姉妹にもじっくり読んで頂きたいです。

高山 亨太

科学や研究が多くの皆様にとって、身近なものになることを願って、このプロジェクトに参加しました。

中井 悦司

2016年の冬ごろから日本手話の学習を続けています。手話話者をとりまく環境、ろう文化などに関する理解を深めたいと思い、翻訳に参加させていただきました。

中川 綾

子どもの頃、団らんに加われず悲しい思いをしてきました。大学手話サークルで話がわかる喜びを体験しましたが実家では相変わらずでした。「本当に家族の一員なんだろうか?」と感じ、声を出すのをやめてしまったことがあります。ろう児に本当の意味での「団らん」を経験してほしい!そんな思いからメンバーに加わらせて頂きました。

松岡 和美

Twitterで原著を見たとき、これは日本語に訳してろう児の保護者の方やろう教育関係者に読んでいただいた方がよいと強く感じ、翻訳の企画を提案しました。

皆川 愛






森 亜美

翻訳中ろう者の気持ちがあらわれている箇所に出会うたびに、自分もそうだったという思いが出てきて、ぴったりの日本語訳を考えるのにやりがいを感じました。監訳者として、SODAの杉山さんのサポートは本当に大きいものでした。感謝申し上げます。

山田 茉侑

わたし自身が寂しい想いをしたこともあり、だからこそ「ろうの子どもたちとその家族には笑顔でいてほしい」そう強く感じています。このプロジェクトは、多くの家族にとっての一助になると確信し参加いたしました。家族間の相互理解のきっかけとなることを願っています。