防犯のまちづくり 

防犯のまちづくり


浦和区防犯講演会(平成24年7月11日) 講師 埼玉県県民生活部防犯交通安全課 土屋保弘氏


防犯のまちづくり

住民が協力して犯罪を起こしにくい地域環境を形成することが大切です。

住民の目、時間(手間が掛かる)、音、光は犯罪抑止の重要な要素です。

近所付き合いが無いように見える家は狙われ易いと言われます。

不審な人には「今日は」と声を掛ける様にしましょう。また塀や植栽は見通しがきくようにしましょう。

町を綺麗にすることは効果的です。清掃をする、放置ごみを撤去する、花を植える、落書きを消すなどの作業を率先して行いましょう。

地域を入り易い場所はないか、見え難い場所はないか日頃から確認する作業も進めて下さい。

たとえば、公園や建物の入り口近くの植栽が中を見え難くしてないか。


街頭犯罪

ひったくり、自転車・オートバイ盗、自動車盗・車上狙いは全刑法犯の50%を占めます。

更にその半分は自転車盗で、約60%は少年による犯行です。少年の初発型非行の典型事例です。

盗まれた自転車の50%はカギを掛けていません。また簡単に開いてしまうカギの使用は止めましょう。

ひったくりの被害者は90%が女性で20歳代と50歳代以降の方が多いです。

2人乗りバイクで追い抜きながらひったくるパターンが多いです。

自転車の前カゴには防犯カバーを取り付けましょう。人通りの少ない道や人目がなくなる時間帯は注意します。


住宅侵入盗

空き巣、忍び込みの70%が窓からの侵入です。

窓ガラスに防犯シートを貼り、簡単に破られない様にします。

侵入に5分以上掛かると犯人は侵入を諦めると言われます。カギを2つ付けることも有効です。

防犯灯、門灯などで明るくすることも抑止力となります。


子供の安全

声掛け事案は毎年増えています。甘言、詐言で誘う、付きまといが主な内容です。

道路上で単独でいる場合の発生が75%、大半は下校後の3時~6時に起きています。

被害者の80%は女子で、その半分は小学生です。

一人にならない、知らない人に付いて行かない、誰と何処で何時まで遊ぶか言って出掛ける、大声で助けを呼ぶと対策は示されていますが、各々の場面での意味とその場での対応方法を具体的に教える様にしましょう。

たとえば、車から呼びかけられたときは、車の後ろ方向に逃げると教えましょう。