ススキ

イネ科ススキ属

日本各地の草原や丘陵に群生する多年草であり、日本では古来より風にたなびく姿が詩歌に詠まれてきたが、日当たりが良ければ乾いた場所、時にはアスファルトの隙間から生えることもあり、雑草として駆除の対象になることもある。                               

 葉は幅1~2cmほどで先端が尖り、縁には細かなギザギザがあり、水晶の主成分である無水ケイ酸が多量に含まれているため手で触れると傷を負うこともあるため、「テキリグサ」の別名がある。

 ススキの開花は7~9月。茎の頂部から黄色または紫色を帯びた褐色の花穂を出し、多数の小花を咲かせる。花穂の様子を動物のシッポに見立て「尾花」と呼ぶこともある。

   

参考文献 庭木図鑑 植木ペディア